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コロンビア号の事故を乗り越えて

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

一昨日、日本時間午後9時11分、無事ディスカバリー号が宇宙の旅から帰還しました!

日本人の宇宙飛行士野口聡一さんの一言、「明日にでも国際宇宙ステーションに戻りたいぐらい。すべての瞬間を楽しみました」が印象に残っています。

宇宙に飛び立った後、コロンビア号と同じ、アクシデントに会いながら、粛々と任務を遂行している姿をテレビで見るにつけ、本当に感動しました。

もちろん宇宙飛行士に選ばれて訓練につぐ訓練をしてきた人たちなので、強靭な精神力を持っているのは当たり前ですが、それでも不安は常に胸の中にあったと思います。とにかく何があっても目の前の任務に集中する!プロフェッショナルな仕事とはこういうことなのだと、再確認しました。

機内にはコロンビア号の事故でなくなったクルーの写真が飾ってあるそうです。きっと彼らが見守ってくれたのだと思います。

ディスカバリー号が大気圏に突入し、光のベールに包まれたように白く光り、見事なランディング、NASAの歓声!まるで宇宙映と画のラストシーンのようでした。

宇宙計画にはこれから沢山の課題があると思いますが、コロンビア号の事故を乗り越えた今回の飛行は、意味があると思います。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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