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先週のあれこれ

さるるん@ロシア

通訳・翻訳者リレーブログ

昨日のいぬさんのブログの21連発、おもしろかったですね〜。私は「一本万引き」がツボで、しばらく笑いがとまりませんでした。

週末からモスクワはうっすら雪化粧して、気温も零下になりました。やはり、ここでは、一年の半分が冬のような気がします。

本日は、この一週間のあれこれを書いてみます。

【先週のお仕事】
淡々と契約書の翻訳に取り組んでいました。

【先週の急展開】
先々週のブログで年末の一時帰国は無理そうだと書いたのですが、親から「帰っておいで」コールがきて、いろいろ思うところもあり、年末から2週間ほど娘と二人で帰ることに決め、航空券を購入しました。親子共々、うきうきしている今日この頃です。

実家もついにテレビを地デジにしたそうなので、嵐が司会を務める紅白を地デジで楽しんできます。ブルーレイも初めて見ることになります。翻訳案件で扱ったことがあるのに、実際には見たことのないデータ放送を見るのも楽しみにしています。仕事柄、テレビ関連や情報通信分野の知識も必要なので、ついていけるように努力してはいるものの、いかんせん海外、それもロシアにいると、実物が見られないのがつらいところ。今回の帰国で、いろいろアップデートしたいと思います。

帰国したら、ノートパソコンをもう一台購入しようと思っていますが、Windows7にした場合、今持っている周辺機器や各種ソフト(辞書等)はちゃんと使えるのでしょうか?

【先週の共感】
ドラマ「医龍3」の主人公のセリフ。
「みんなで甘え合うのがチームじゃない。死にものぐるいで仲間のために力を尽くす、それがチームだ。」
「誰かが抜けても機能する。それが真のチームだ。」

緊迫する展開の中、チームとは何かが繰り返し問われた先週のストーリー。とても共感できました。そして、自分の人生を振り返り、良いチームで仕事をしてこられたことは、自分の財産だと思ったりもしました。私は、チームで仕事をすることが好きなのです。今はフリーランスの在宅翻訳者ではありますが、やはりコーディネーターやチェッカーの方々と仕事をするわけで、特にテンナインと仕事をするときは、自分は良いチームで働いていると強く感じます。これは、私にとっては大切なことなのです。

「誰かが抜けても機能する」ということに関して言えば、ドラマのセリフの趣旨とは少々違いますが、ロシアにはバックアップ体制が欠如していると感じます。

たとえば、うちの近くの郵便局。小包担当者が辞めてしまったので、現在、小包の窓口を閉めています。代わりの人が入るまで、小包の取り扱いを停止するというのです。EMSで文書を送りたかったので、普通郵便の窓口に頼んでみましたが、「それは小包担当者がやるべき仕事だから、ここでは扱えない」って。

また、以前ダンナが教えていた英会話学校での話ですが、給与支払担当者が休暇を取ったために、その担当者が職場に戻るまでお給料は支払えないという事態になったことが一度ならずありました。

こちらでは、自分がやるべき最低限のことしかしないというメンタリティーが強く、他の仕事はたとえ自分がカバーできても手を出さないのです。バックアップ体制のない職場ってあり得ない、そんな職場にしているマネジャーは責任を問われるべきじゃないのか、と思うのですが・・・。どうしてチーム全体として機能することを考えないのかなと思うことがよくあります。ありすぎです。

娘が1年ちょっと在籍した日本人学校と今在籍している現地校を比べると、日本では「みんなで協力して何かを作り上げる」とか、One for All, All for Oneのような価値観を大切にしていますが、ロシアでは小学校1年生から成績の順位を付けて競わせ、みんなで何かを作り上げるということは少ないように思います。こういうところからも、違いが出てくるのかなと思います。

【先週も気になり続けたこと】
ロシアの北方領土に対する態度。
メドベージェフ大統領の北方領土訪問とそれに続くロシア側の強硬姿勢に驚いた理由のひとつは、それがプーチン元大統領のイルクーツク宣言を覆すことになるからです。メドベージェフとプーチンの関係は今どうなっているのだろう? メドベージェフは次期も大統領をやる気満々のようです。それにしても、APECでの日本の首相の対応は、ひどかった・・・。

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記事を書いた人

さるるん@ロシア

米系銀行勤務後、米国留学中にロシア人の夫と結婚。一児の母。我が子には日露バイリンガルになってほしいというのが夫婦の願い。そのために日本とロシアを数年おきに行き来することに。現在、ロシア在住、金融・ビジネス分野を中心としたフリーランス翻訳者(英語)。

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