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救急車

さるるん@ロシア

通訳・翻訳者リレーブログ

昨夜9時頃、納品前に翻訳の最終チェックをしていたところ、娘の部屋から悲鳴が聞こえてきました。突然の腹痛に襲われ、痛くてたまらないと大泣き。尋常ならぬ痛がり方に、これは盲腸か、腸捻転か、胃腸に穴があいたのか、とにかく病院に連れて行く必要がありそう。まだ仕事から戻っていなかったダンナに電話し、急いで帰ってきてもらうことにしました。

とりあえずインターネットで疑わしい病気をチェック。嘔吐や下痢はないので、そんなにひどい病気ではなさそう。そうこうするうちにダンナが帰宅し、救急車を呼ぶことになりました。10分程で、救急車が到着し、男女二名の救急隊員が娘の症状をチェック。「自分たちの判断では重篤な病気とは思えないが、自分たちは胃腸のスペシャリストではないので、希望するのであれば専門医のところに連れて行く」と言われ、専門医に診てもらうことになりました。

夜10時をまわり、娘は救急車のベッドでうとうとし始めたものの、こっちの道路はでこぼこが多く、救急車のサスペンションも良くないので、バウンドがひどく、そのたびに目がさめていた模様。以前、モスクワ在住の友人のご主人(日本人)が椎間板ヘルニアで病院に運ばれたときも、救急車がバウンドするたびに腰に激痛が走り、拷問のようだったとのこと。

結局、病名は特定されず、「外科的治療が必要となるような病気ではない。痛みが続くようならば、明日小児科に行くように。」と言われ、食事等の注意書きを渡されて帰ってきました。その後、痛みはおさまったのですが、念のため今日は学校を休み、安静にしています。

ちなみに、ロシア国籍も持つ娘の場合、今回は救急車利用も医療費も健康保険でカバーされ無料でした。(ただし、救急隊員や医師には然るべき謝礼を包むのがお約束)

救急で思い出すのは、ニューヨークに留学していた頃、お正月に婦人科系の痛みに襲われて救急病院にいったときのこと。受付にいたマッチョなお兄さんに、婦人科系の症状を説明するのがはずかしくて、小声でしどろもどろの英語で説明。で、ふとカルテをのぞきこむと、なんと「English Limited」と書かれているではありませんか。ひ、ひどい・・・。付き添っていたダンナに爆笑されました。今でも私の英語がヘンなときは、ダンナに「English Limited」とからかわれます。

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記事を書いた人

さるるん@ロシア

米系銀行勤務後、米国留学中にロシア人の夫と結婚。一児の母。我が子には日露バイリンガルになってほしいというのが夫婦の願い。そのために日本とロシアを数年おきに行き来することに。現在、ロシア在住、金融・ビジネス分野を中心としたフリーランス翻訳者(英語)。

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