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お湯が出たうれしさに

さるるん@ロシア

通訳・翻訳者リレーブログ

昨夜のうちにブログを書いておくつもりが、昨日の午後、ひどい頭痛に襲われてダウン。来週から日本に帰る予定なのにどうしようと思いましたが、薬を飲んで充分な睡眠をとったら回復しました。

たぶん、湯冷めです。この2週間、ロシアの初夏恒例の「給湯停止」のため、お風呂に入れなかったので、昨日ようやくお湯が出たうれしさに、昼間から長風呂してのぼせて、その後しばらく髪もかわかさず薄着(と言ってもTシャツなのですが)のままでいたら、風邪をひきかけたようです。回復して良かった。

こちらでは地域給湯システムとでも言うのか、各家庭に給湯器があるわけではなく、どこぞから給湯管でお湯が運ばれてくる仕組みになっていて、毎年、春から初夏にかけて、給湯管の点検・交換(あるいは消毒のため?)、お湯が止められてしまいます。例年、3週間の給湯停止だったのが、今年は2週間で済んだので、すごい進歩です。もともと3週間も必要だとは思えなかったのですが、ここはロシアだから・・・。

給湯停止期間は、電気ポットや鍋でお湯をわかして、バケツにためて、湯浴みをします。お湯わかすのも結構な時間がかかるので、我が家では一人30リットルくらいで済ませていたのですが、これは何とか髪と体を洗える分量。一日中翻訳作業をしていて、ガチガチにかたまった首や肩をゆっくり湯船につかってほぐすことができないのは、なかなかつらかったです。

モスクワに来たばかりの年の給湯停止期間には、どうしても湯船につかりたくて、家族で個室サウナに行ってみました。サウナ、ジャグジーがあって、広い休憩スペースにはテレビのほかビリヤード台までありました。仮眠用の小部屋も付いていたのですが、そのスペースにはちょっとラブホテルっぽい空気が漂っていて閉口しました・・・。

それで思い出したうちのダンナの武勇伝。10年以上前の話ですが、日本で暮らし始めた頃、一人で出かけていて終電を逃してしまい、ホテルに泊まることにしたのですが、行った先がラブホテル。一人であらわれた「ヘンなガイジン」に、フロントの人は目を白黒させ、しどろもどろで “One people?” とたずねたそうです。「おいおいpeopleじゃないだろう」と思いながら、とにかく頼んで泊めてもらってきたとのこと。あとで話を聞いて、あなたの方が「おいおい」だよ、と思いつつ爆笑しました。

ともあれ、日本に帰って温泉に入るのを楽しみにしております。

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記事を書いた人

さるるん@ロシア

米系銀行勤務後、米国留学中にロシア人の夫と結婚。一児の母。我が子には日露バイリンガルになってほしいというのが夫婦の願い。そのために日本とロシアを数年おきに行き来することに。現在、ロシア在住、金融・ビジネス分野を中心としたフリーランス翻訳者(英語)。

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