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Aquarius

さるるん@ロシア

通訳・翻訳者リレーブログ

もうすぐ誕生日を迎えます。
夫の誕生日も数日違いで、二人とも水瓶座、Aquarius。
どこかで見た星占いで、水瓶座の恋愛は、
「精神的な結びつきを重視するため、
一見風変わりな相手を選ぶことが多い」
と書いてあったので、思わず笑ってしまいました。
確かに風変わりな相手だったと思うし、
夫もそう思っているでしょう。

今日はオバマ大統領の就任式ですが、
夫と初めて会話らしい会話をしたのは、
クリントン政権二期目が始まった年の私の誕生日のことでした。

留学一年目の冬、進路指導のオリエンテーションがあって、
隣の席の人と履歴書を交換してレビューし合うことになり、
たまたま隣に座っていた夫と履歴書を交換。
少し前に始まった「米国の外交政策」のゼミで一緒だったから、
顔は知っていたけれど、それまで話したことはなかったのです。

夫の履歴書を見たら、職歴らしい職歴がない。アルバイトだけ。
大学を卒業したばかりだと知りました。
ひゃ〜、若い!と思いつつ、
「新卒なんだ。じゃ、今23歳なの?」ときくと、
「いや、22歳だよ」
「えっ、なんで? 飛び級でもしてきたの?」
「あと何日かしたら、23歳になるよ」
「へ〜、私は今日が誕生日だよ」というような会話をしました。

一方、私の履歴書には10年を超える米国銀行勤務の職歴が。
「すごいキャリアだね。
僕が雇い主だったら、年収ウン万ドル出すよ!」
誉め言葉のつもりだったようですが、
履歴書に載せた最終年収と同額のオファーだったので、
それじゃ評価されてる気がしないと内心つぶやいたりして。

よもや、翌年その人と結婚するなんて思いもしませんでした。

ともあれ、こうして最初に履歴書を見せ合ったのだから、
私の方が遥かに年上なのは承知のはずだったのに、
付き合い始めてしばらくしてから、
私の正確な年齢を知って夫が絶叫したのには驚きました。
・・・そんなことを回想しつつ、誕生日を迎えます。

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記事を書いた人

さるるん@ロシア

米系銀行勤務後、米国留学中にロシア人の夫と結婚。一児の母。我が子には日露バイリンガルになってほしいというのが夫婦の願い。そのために日本とロシアを数年おきに行き来することに。現在、ロシア在住、金融・ビジネス分野を中心としたフリーランス翻訳者(英語)。

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