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よいお年をお迎えください

さるるん@ロシア

通訳・翻訳者リレーブログ

2008年もいよいよ終わり。
先週は子どもの学校や習い事のイベント続きであわただしく、昼間に仕事ができず、徹夜作業になってしまった日もありましたが、年内の仕事も無事終わり、元旦までホリデー気分で過ごす予定です。

先週末、「冬休みはおばあちゃんの家に行く」と宣言していた娘を、片道15時間かけて夜行寝台列車で義母の住む街に連れて行き、着いたその日に私だけ再び15時間がかりでモスクワに帰ってきました。このところ睡眠不足だったのですが、寝台車の揺れが心地よく熟睡させてくれました。しばらく夫婦ふたりの生活です。

さて、今どきは、ロケーションフリーとか、いろいろ技術が進んで、モスクワでもリアルタイムで日本のTV番組をPCで視聴できるんですよね。明日は紅白を見て、日本の除夜の鐘の音を聞くつもりです。

ロシアのTVも年末年始は特別番組をやっています。「スーパースター新年ヒットパレード」なんていう番組もありますが、忘れちゃいけないのは、毎年大晦日に必ず放映される映画『運命の皮肉』。1975年のソ連作品で、みんな大好きな映画。(ロシア人はいいと思ったものは、映画でもアニメでも歌でも、ずっと大切にしていくのです。)

どんな映画かと言うと・・・
ソ連時代のアパートは、どれもこれも画一的な設計。 (かく言う我が家もそう。たまに近所のアパートを、自分のアパートと勘違いしてしまう程、ご近所みんな同じ造り。) どの街にも、ソ連の英雄や文豪から取った同じ名前の通りがある。 そんな事情を背景にしたラブストーリー。 コメディだけど、しっとりとした情緒もある。

大晦日の晩、モスクワで仲間とサウナで飲んでいて酔いつぶれたジェーニャ。 仲間の勘違いで、レニングラード行きの飛行機に乗せられる。朦朧としたままレニングラードに着いたジェーニャ。タクシーの運転手に、自宅の住所を告げる。モスクワにも、レニングラードにも同名の通りがあるから、タクシーは言われた住所に向かう。着いたアパートが、これまた、モスクワにも、レニングラードにもありふれた建物だったから、ジェーニャは何の違和感もなく、「自分の部屋」にたどり着く。でも、そこはレニングラードに住むナージャのアパート。 そんな設定で、ジェーニャとナージャのラブストーリーが展開されます。

私がこの映画を初めて見たのはニューヨーク。夫がDVD(ロシア語のみ)を借りてきて、夫の露英同時通訳で見ました。3時間の作品だから、早口で通訳する夫はもとより、聞く側の私もヘトヘト。夫にとっては、そんな苦行?をしてでも見てほしい映画だったわけです。

さて、大晦日の23:55には、どのチャンネルも番組を中断し(これ、すごいですよね?)、大統領の新年のご挨拶を流します。クレムリンの鐘が新年を告げ、TVで国歌が流れ、街中で一斉に花火を打ち上げます。

もっとも花火は、夕方からあちこちで打ち上げ始めるのですが。花火は、ほぼ一晩中続きます。普通の人たちが近所の公園で打ち上げ花火をあげるのです。この時期、その手の花火が大手スーパーで山積みになって売られています。結構いいお値段です。今年はロシアも不況が深刻なので花火は少ないかな。

それでは、みなさま、よいお年をお迎えください。

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記事を書いた人

さるるん@ロシア

米系銀行勤務後、米国留学中にロシア人の夫と結婚。一児の母。我が子には日露バイリンガルになってほしいというのが夫婦の願い。そのために日本とロシアを数年おきに行き来することに。現在、ロシア在住、金融・ビジネス分野を中心としたフリーランス翻訳者(英語)。

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