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SUSHI

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 先日、おもしろい夢を見ました。ニュージーランドから日本に観光でやってきた夫妻を、大阪にある阪神百貨店の地下に案内する、というものです。穏やかでにこにこしていて、ちょっと背中が曲がった感じの初老のご夫妻にまったく心当たりがないのですが、喜んでもらおうと、夢の中で私は、妙に張り切っていました。
 関西以外に在住の方にご説明すると、阪神百貨店の地下というのは、食べ物のワンダーランドみたいなところで、色々な飲食店がぎっしりと入っています。ただし、イカ焼きや回転焼き、カレーやちゃんぽん、立ち食いすしなど、決して高級・優雅な雰囲気ではありません(多分、変わっていないはず)。
 そこで、奥さんにはお寿司、ご主人にはお好み焼きを私は勧めます。本当は各店ごとに座席があって、それぞれに食事をするのですが、夢の中ではいわゆる「フードコート」形式になっていて、好きな店で買ってきたものを食べるように勝手にシステムが変わっていました。
 ニュージーランドでは、ヘルシーでおしゃれな食事として、日本食が大変人気があります。また、ショッピングセンターには必ず、1、2軒はSUSHIのお店があって、キウイたちも器用におはしを使って、ぱくついています。ただし、あくまでもSUSHIであって、お寿司ではありません。SUSHIといえばもっぱら巻物で、中でも人気&定番は、サーモン+アボカド巻きです。
 日本人も、例えばイタリアのスパゲティに、たらこ味や和風きのこ味などの新しい味を作り出しているわけで、それはいいのですが、問題は寿司飯。これがどうもおいしくありません。酸味が足りず、ぱさぱさしています。お米の質ももちろん関係していますが、これはどうやら、キウイの好みに合わせたものらしいです。このため、NZ滞在6年にして、こちらでSUSHIを買ったのは、片手で足りるぐらいです。ちなみに、自分の家で手巻きは時々します。
 昨年には、オーストラリアを拠点とする回転寿司のお店がシティに出来て、いつ行ってもにぎわっています。この間は、まるで日本のように、ちょっと順番待ちをしてしまうほどでした。ここのお寿司は、ショッピングセンター内のパック入りよりはもちろんおいしく、お勧めはほたてとあぶりサーモンです。ただ、きゅうり巻きはばらばらの長さだし(ぴしっと揃っていてほしい)、ネタの種類も日本とは違います。青魚系はキウイに好まれないためか、まったく見かけないし、マヨネーズをかけたりしたアレンジ物が多いです。
 さて、この夢はお寿司が大好きな私の願望が形になったものらしく、奥さんに購入した握りの盛り合わせは、極めてオーソドックスかつゴージャスなもので、大好きな赤貝もちゃんと入っていました。でも、そこから別の夢に移ってしまったので、ご夫妻に気に入っていただけたかは、不明です。

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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