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初めてのクイーンズタウン

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 1月の前半に76歳の父と12歳の姪がニュージーランドに遊びに来てくれました。そこで、この2人と娘、私の4人で、2泊3日のクイーンズタウン旅行に出かけました。日本からの2人はもちろん、私たちもクイーンズタウンは初めて。ちなみに夫は、仕事で何度も行ったことがあり、今回は留守番&仕事でした。

 クイーンズタウンは景観が美しく、夏は避暑、冬はスキーでにぎわう、南島で一番、さらにはニュージーランド随一の観光都市です。一方の私たちが住んでいるオークランドは北島にあり、ニュージーランドの人口440万人のうち、140万人近くが住む、ニュージーランド最大の大都市です。

 と、頭では分かっていても、クイーンズタウン空港に降り立つと、いきなり険しい山々に囲まれ、「この美しい景観はなんだ!」とびっくり。おまけに南極からの寒気団が来たとのことで、山の頂上には真っ白な雪が積もっています。これは、さすがのクイーンズタウンでも真夏には珍しい、とのこと。

 初日は、ガイドさんが運転する車でまずは半日観光。バンジージャンプを見学したり、1860年代にゴールドラッシュでにぎわったアロータウンの街をぷらぷらしたりして、ホテルに到着。夕食前にゴンドラで山頂まで登ると、なんと、雪がぱらつく寒さでした。

 そして2日目はミルフォードサウンドへ。お天気が心配でしたが、脅威の晴れ男である父のお陰か、完璧に晴れ渡り、美しい景観を満喫できました。写真撮影が趣味の父は、ミルフォードサウンドの遊覧船ではもちろん、クイーンズタウン往復の車中でも忙しそうに撮影していました。
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ミルフォードサウンドへ移動の車中にて。風景を楽しめるように、ガラス張りになっているバス

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ミルフォードサウンドにて、遊覧船からの眺め

 最終日の3日目は蒸気船に乗って牧場へ。羊の毛刈りショーを見学した後(英語だったので、父はうつらうつら、姪はきょとんとしていました)、バラや季節の花々が咲き誇る庭を眺めながらモーニングティー。スコーンがとてつもなくおいしくて、おかわりしてしまいました。おなかが満ち足りたら、牧場で鹿、馬、牛などにエサやりタイム。動物好きの姪も大喜びでした。

 クイーンズタウンは、隅から隅まで観光仕様の美しい小さな街でした。「小さい街だから車がなくても移動は大丈夫」と言われていたものの、到着するまでは実感がわきませんでしたが、本当に徒歩で端から端まで行けてしまうこじんまりとした街でした。空港と街の間も車で10分ほど。人々もフレンドリー。お天気も良くて、素晴らしい旅を満喫できました。

 それにしても、どこを見ても、なんだかホビットやエルフが出てきそうに思えてなりませんでした。ちょうど旅行の直前に、ホビットの二作目「The Hobbit: The Desolation of Smaug(邦題:ホビット 竜に奪われた王国)」を見たばかりだったせいもあったと思います。ニュージーランド航空の機内ビデオもホビット版になっていて(http://youtu.be/cBlRbrB_Gnc)、旅行気分を盛り上げてくれました。あー、楽しい旅でした。

 

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みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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