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スポーツおたく

仙人

通訳・翻訳者リレーブログ

もうすぐサッカーワールドカップ!! ああ、どきどき。先週はサッカーファンの私には、代表メンバー決定があり、ヨーロッパ・チャンピオンズリーグでは大好きなバルセロナが優勝するというなかなか楽しい週だった一方、motoGPファンとしては、二戦連続でバレンティーノ・ロッシがマシントラブルでリタイヤという残念なものになり、複雑でした。YAMAHA!ロッシ君のバイクちゃんと作って!
現在頭の大部分を占めてることで書き出すと、どうしても上記になってしまったのですが、ここは通翻訳サイトのブログ。続きをどうしよう……えー、サッカー選手もバイクレーサーも、きちんとプレーする国の言葉が話せるようになるのは、偉いです、という話でごまかせるかな。
実は、メジャーリーグの日本人選手がみんな、英語でプレスインタビューに答えない、いや、答えようという努力を見せないことを、ずっと不快に思っているという話なんですが。モンゴルや東欧からきたお相撲さんや、卓球の愛ちゃんも、すごいです。野球は、日本人は世界でもトップレベルだから、学ぶことがない、だからその国の言葉を学ばなくても良いということなのでしょうか。
それは違います。お金を払っているファンがいるのだから、その人たちに対して、自分のことを説明する責任がプロ選手にはあるはずです。サッカー選手は、最初は片言でも、みんなちゃんとその国の言葉ができるようになっていきますよね。ヒデのイタリア語は有名ですが、小野のオランダ語、松井(大輔、元パープルサンガでル・マン所属の松井です、野球選手じゃないですからね)のフランス語、さらに高原もドイツの空港でいきなり地元局の記者にマイクをつきつけられ、一生懸命ドイツ語で答えてました。バイクレーサーもそうなんですよ。多くの日本人ライダーが、共同会見には英語での質問に、きちんと英語で答えます。イタリアのチームに長く所属している人は、イタリア語で答えたりもします。人にもよりますが、かっなりブロークンな英語のときもあるものの、ライダーがよく使う表現で話すので、感覚が見事に伝わります。I pushed myself hard; the rear (tire) was flat; tried to hold on to my rhythm; みたいなのって、体感して覚えた表現なんでしょうね。つまり、自分の気持ちを伝えようという必要があるから、上達していくんですよね。ということは、野球選手には、伝えたい自分の気持ちなんてないのかなあ、と思うわけで。伝えたい自分の気持ちがない人は、私は、嫌い。

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仙人

大学在学中に通訳者としての活動を開始。卒業後は、外資系消費財メーカーのマーケティング分野でキャリアアップ。その後、外資系企業のトップまでキャリアを極めた後、現在は、フリーランス翻訳者として活躍中。趣味は、「筋肉を大きくすることと読書」

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