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第46回 停滞期は突破口の予兆!

小熊弥生

世界衝撃TOEIC攻略法

皆様、

2013年いよいよ始まりましたね!

2012年はどんな年でしたか?

私は予想外の挑戦が続いた年でした。

今年もしっかり昨年挑戦した結果を一時的なものにせず、永続的な躍進にできるように土台を固めていきます!

年初1月6日にスピーキングのワークショップを行いました。

参加してくださった方には私自身がずっと思っていたスピーキングを飛躍させるエッセンスをお伝えし、体験していただいて、とても充実した5時間半を過ごすことができました。

全員が満足してくださったとのアンケート結果に私もとても嬉しく思ってます。

今年はもっともっと皆様に直接お会いして、これまで日本国内だけで勉強してきた私が習得したことのエッセンスをお伝えしていきたいと思い、早速リスニングのワークショップを2月24日(日)に企画させていただきました。

リスニングを飛躍的に伸ばしたい方は、是非日程調整していらしてください。

必ず満足いただける内容になっております。参加希望の方は下記よりお申し込みください。

http://eventregist.com/e/ogumayayoiworkshop0224

さて、前回は加速的に学ぶ方法は、自分を死ぬ程の本気に追い込む仮想強迫観念が好循環を作るということについてお話をしてきました。

今回はこうして作った好循環の後に訪れる停滞期の乗り越え方についてお話します。

何か始めた時に最初からすっとできてしまうタイプの方、私のように何事も時間がかかるタイプの方でしたらとってもうらやましいと思います。

ですが、こういうタイプの方が良く私に言われるのは「器用貧乏なので、弥生ちゃんみたいにがむしゃらに努力できるのがうらやましい。」と。

無い物ねだりと言えばそれまでですが、私が通訳する世界的コーチもこういう方をdabbler、すなわち、ちょっとかじって次に目移りするタイプと呼んでいましたから、世界共通のタイプのようです。

そして、私のように何が何でも頑張るタイプはstress achiever、ストレス抱えながら無理矢理努力で達成するタイプがいて、最後にmasterというコツを得て、要領よく学んで達成していくタイプと3種類いると区分していました。

さぁ、皆さんはどれにあたりますか?

自分に正直になって考えてみてくださいね。

自分と向き合うことに慣れてない人は、ちょっと分かりにくいという人もいるかもしれませんので、少しだけコツをお伝えしましょう。

ちょっと思い出して欲しいのが、誰かを褒めたくなる時、あるいは逆に批判したくなる時ってありますよね?

その時に向ける意識の矛先を自分にしてみてください。

私は自分を客観的に見ることを、「衛星を飛ばす」といういい方をしますが、要するに自分を自分の外から見るようにしてみてください。

自分の過去を振り返ってみるという感覚でも伝わりますか?

「これまで何か始めた時、自分はどうだったかな?」

「飲み込み早いね」と言われた人はdabblerな可能性があります。

「がんばりやだね」と言われた人はstress achieverかもしれません。

「プロだね」と言われた人はmasterかもしれません。

さぁ、なんとなく自分がどれかは分かりましたか?

必ず白黒はっきり分かれるわけではありませんから、自分がdabblerなところもあるけど、仕事に関してはmasterだなとか、趣味はstress achieverかなっと思ってみても問題ありませんよ。

いずれにしても何かを学習する時には必ず、停滞期というのが来ます。

英語であれば、単語では最低限のコミュニケーションが取れるけれど、込み入ったことになるとさっぱり。

とか、

聞き取るのはなんとなく分かるんだけど何か言おうとすると全然出てこない。

とか、

英語圏でないアジア人や日本人などノンネーティブスピーカー同士だと自分の英語が通じるのに、ネーティブには「??」という顔をされてしまう。

などなど、

通訳でもありますね。

知ってる人の通訳ならできるんだけど、いきなりあった人のことは全く何を言ってるのかがわからない。

とか、

原稿も用意されてるようなちゃんとした会議ならわかるけれど、ネーティブが通訳を意識せずにフリーで話されるとわからない。

とか。

まぁ、こういう停滞期は目標の数の数倍以上ありますから、あげたらきりがない。まさに枚挙にいとまがないですね。

ということで、こういう停滞期に入った時に皆さんはいままでどうしてましたか?

もう向いてない!と言ってやめてました?

ただがむしゃらにできるまで努力してましたか?

飽きたなと言って他のことを始めましたか?

プロのレベルに到達したい、あるいは、中途半端をやめたい、一流と自負できるところまで達成したい場合であれば、当然、やめるというのは選択肢ではありません。

でも、ここでやめたくなるのはあなただけではありません。

ここで、もし停滞期があるのは次の突破口の予兆だと解釈したらどうでしょう?

停滞期に感じる「いらいら」「フラストレーション」が「わくわく」に変わりませんか?

突破口を抜けたことがどんな分野でも一度でもあれば、あの爽快感は最高ですよね?

いきなりドアが開いて、壁の向こう側に広がる新たな世界が一気に見える状態。

真っ暗闇のトンネルの中、手探りで歩いてきて、いきなりトンネルの終わりに光の筋が見える瞬間とも言えるでしょう。

そう、この出来事の解釈を意識的に変えて行くことで、停滞期を乗り越えていくことができるのです。

次回は突破口を作るコツについてお話していきますので、お楽しみに。

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。

Written by

記事を書いた人

小熊弥生

同時通訳者。ビジネスシーンを中心に活躍し、数百億円規模の商談に多数関わってきた。アンソニー・ロビンズ(世界的ベストセラー作家)やノーベル物理学賞受賞者の来日講演、F1ドライバー(ヤルノ・トゥルーリー)の取材、アメリカ最大のプロレス団体WWEの来日記者会見など、数々のイベントでも通訳をつとめる。 短大入学時点では、英語力は平均以下だった(英検四級、TOEIC280点)。それが独自の勉強法を駆使した結果、3年後には通訳デビューを果たす。フジテレビ番組『世界衝撃映像社』に、「通訳」としてレギュラー出演。

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