INTERPRETATION

2010年スタート!

柴原早苗

通訳者のたまごたちへ

 年末のあわただしい日々も終わり、いよいよ2010年がスタートしました。思い起こせば今から10年前の暮れのこと。当時働いていたロンドンのBBCでは「西暦2000年問題」が深刻に受け止められており、PCの誤作動に備えて様々な対策が取られていました。事前の備えがあったおかげか、年が明けてもパソコンは変調をきたすこともなく、そのまま業務を続けることができたのを今でも覚えています。

 そんな21世紀の幕開けからすでに10年。昨年の私は「ハーフマラソン出場」と「フランス語検定5級突破」が主な年間目標であり、何とかクリアすることができました。その背景にあるのが、「周囲への宣言」と「できないときは無理をせずに休む」の2点だったと考えています。とりわけ周りに宣言したことは、私にとって良い意味でのプレッシャーとなりました。かつての私は「目標を宣言してしまうと、ひっそりとリタイアできない」と憂慮し、あえて公言しなかったのです。けれどもその場合、かえって「周りに言っていないから途中でやめてもまあいいか」と甘えが出てしまいました。ですので、宣言してあえて自分を追い込むことのメリットを昨年感じた次第です。

 さて、今年の目標をどうするか。やはり極端に難しすぎず、かといってやさしすぎずでほどほどの項目を掲げることが大事だと考えています。そこで今年も昨年同様、「仕事」「勉強」「健康」の3本柱を念頭に目標を考えてみました。

1.仕事: これまで同様、放送通訳、指導、執筆を三本柱とする

2.勉強: 仕事に必要な英語は日々のトレーニングとわきまえる

       フランス語検定4級突破

3.健康: ハーフマラソンのタイムをアップさせる

 今のところ思い当たるのはざっとこんな感じです。大事なのは、自分そして家族の健康あっての勉強であり仕事ですので、そうした周囲の環境に感謝しながら一日一日を大切にしていくことだと思います。

 私の手帳には早くも「今日で4日目、残り361日」とすでに2011年へのカウントダウンが始まっています。今年も自らの健康に留意しながら、少しでも社会のお役に立てるような仕事をし、勉強や運動においては新たな可能性に挑戦したいと考えています。

 (2010年1月4日)

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学およびアイ・エス・エス・インスティテュート講師。
上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。英国BBCワールド勤務を経て現在は国際会議同時通訳およびCNNや民放各局で放送通訳業に従事。2020年米大統領選では大統領・副大統領討論会、バイデン/ハリス氏勝利宣言の同時通訳を務めた。NHK「ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説担当を経て、現在は法人研修や各種コラムも執筆中。

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