INTERPRETATION

餅は餅屋

上谷覚志

やりなおし!英語道場

今日はちょっと英語とは関係ない、いわゆる“要らない情報”をお伝えしたいと思います。以前“脱!!メタボ学習”というタイトル書いたことがありますが、2月1日からメタボ親父脱却計画を秘密裏に進めてきました。その後一ヶ月ほどしてかなり成果がでてきました!体組成の体内脂肪が3KGほど落ち(逆にそんなにもあったのかと驚きですが)、ウエストも78cmから72cmまで落ちました。

何をしたかといえば、トレーナーと週2回[1回2時間]のウエイトトレーニングと炭水化物の量をなるべく減らすダイエット(食べる量は減らしていません)、それとサプリ(fat burner)を取ったくらいです。まだ計画の中間地点なので、これから仕上げの段階に入っていきます!詳しいプログラム等にご興味のある方はご連絡ください(笑)。

さて今回、秘密裏に進めていたメタボ脱却計画の“聞いてないよ”情報をあえて書こうと思ったのは、トレーナーさんってすごいなと思ったからなんです。常々、トレーニングと語学の勉強は共通点が多いと感じています。どちらも地道な作業を継続していかないといけないけど、ただ気合いとか気持ちで頑張ってもうまくいかないものです。また個人個人で課題が違うので、今何が必要かを適時評価しながら、やり方を微調整する必要がありますし、当然スランプに落ち込むこともありますので、メンタル管理も必要です。

体を変えていくことも、語学を勉強することも、最初は“今年こそは!”と気合いを入れ、計画を立てて課題に取り組んでいくのですが、1か月、2か月と思ったような成果が出ないとだんだんとジムにも行かなくなるし、勉強時間も減っていき、気がつけば何も変わっていない自分だけがいるという経験は誰にでもあるのではないでしょうか?

“餅は餅屋”というように専門家に任せる部分はしっかり任せた方がいいと今回つくづく思いました。トレーナーと週2回トレーニングする以外に自分でプラス1日トレーニングできる場合はしましたが、基本的にはそれ以外は時間が取れず、トレーニングはできませんでした。通常痩せてお腹周りをすっきりさせたいとなると、ほとんどの人が有酸素運動と腹筋を頑張るという発想になると思いますが、私のトレーナーはまずは有酸素運動ではなく、自分の体の動きを見て、下半身の筋力をつけ、腸腰筋(体の奥にある深部筋郡の大腰筋と腸骨筋)を鍛え、体のバランスを整えることを最優先しました。

私は6年間、器械体操をやっていたこともあり、これまでトレーニングも自分なりにやってきました。またトレーナーになる勉強も一時期したこともあるので、トレーニングに関しては普通の人よりも知識も経験もありますが、専門家にはかないません。インターネットから情報を探してくることはできても、溢れる情報の中から今の自分に本当に必要なものかどうかまでの判断はできないと思います。

語学も同じで、教材も学校も本当にたくさん選択肢はあります。ただ一番難しいのが、“今の自分に何が一番必要なのか”を判断することで、案外本人が一番見えていないものではないでしょうか?トレーナーにお願いするのは安くないのですが、1ヶ月間自分のやり方でやっていたらこの結果は出せなかったと思いますので、自分で膨大な時間をかけて、試行錯誤する労力を考えるとこの選択でよかったのかなと思っています。

語学の場合も同じで、理論的には独学できるとは思いますが、より効率的にかつ客観的に次のステージに進むためには、ある程度の投資をして専門家のサポートを上手に活用することも大切ではないかなと思います。

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記事を書いた人

上谷覚志

大阪大学卒業後、オーストラリアのクイーンズランド大学通訳翻訳修士号とオーストラリア会議通訳者資格を同時に取得し帰国。その後IT、金融、TVショッピングの社での社内通訳を経て、現在フリーランス通訳としてIT,金融、法律を中心としたビジネス通訳として商談、セミナー等幅広い分野で活躍中。一方、予備校、通訳学校、大学でビジネス英語や通訳を20年以上教えてきのキャリアを持つ。2006 年にAccent on Communicationを設立し、通訳訓練法を使ったビジネス英語講座、TOEIC講座、通訳者養成講座を提供している。

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