INTERPRETATION

私の隠し玉をお見せします!

上谷覚志

やりなおし!英語道場

はじめまして。今週からこの“やりなおし!英語道場”を担当します上谷です。恐らくこのコラムを読んでいらっしゃる方は、“上谷って何者?”と思っていらっしゃると思います。したがって今回は、簡単に私・上谷が“何者“なのかを自己紹介します。

プロフィールにもありますが、現在はフリーランスで通訳するかたわら、通訳学校で講師業もしています。2001年から通訳学校での講師業を始めましたので、(途中、カナダに1年間行っていたので中断した時期はありましたが)今年で7年目になりますが、もっと遡れば、大学に入ってから英語を教え始めたので、ほぼ20年近くも「教えること」に関わってきたことになります。

大学卒業後、衝動的にアメリカに一年間行ったことが転機となり、本業として英語を教える仕事に就きました。海外で生活した人ならお分かりいただけると思いますが、日本の大学で英語を専攻せずに一年くらい海外に行ったところで、そうそう英語ができるようになるわけではありません。受験英語しか知らず、外国人とほとんど話したことがないにも関わらず、自分は英語が出来ると思い込み、大学のカタログの写真のように楽しくアメリカ人と語らう姿をイメージしてアメリカに乗り込んだのですが、飛行機を降りた瞬間からさまざまな洗礼を受けることになりました。この一年間に受けた洗礼に関してはまた機会があればお話しますが、このときからさまざまな勉強方法を手当たり次第、試してきました。帰国後、通訳学校に一年間通い、初めて通訳訓練に出会いました。その後、オーストラリアの大学院で会議通訳訓練を受けて通訳者になったわけですが、元々通訳者になりたいと思って、通訳学校やオーストラリアに行ったわけではなく、自分の英語力をどうしたら上げられるのかという疑問を問い続けてきたら、通訳者になっていたという方が正確なところです。

この“やりなおし!英語道場”ではこれまで私自身がさまざまな洗礼を受けるたびに試してきた勉強方法や講師をする中で考え出した教授方法に加え、通訳の仕事を通じて学んだ表現

等も紹介していきます。

“やりなおし!英語道場”という名前の由来ですが、オーストラリアの大学院にいたときにクラスメートとほぼ毎日集まって勉強会をしており、それを“道場”と呼んでいたことからこのコラムを「英語道場!」と名づけてみました。道場というといろいろな人が集まり、お互い磨ける場という意味合いもあります。ですからこのコラムでは皆さんからの疑問や質問に出来る限り答えていければとも思っています。

私も通訳や講師業を通じて、日々勉強の毎日です。自分も含めて皆で学び合える場にしていきたいと思っています。疑問・質問やコメントはこちらまでお願いします!

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記事を書いた人

上谷覚志

大阪大学卒業後、オーストラリアのクイーンズランド大学通訳翻訳修士号とオーストラリア会議通訳者資格を同時に取得し帰国。その後IT、金融、TVショッピングの社での社内通訳を経て、現在フリーランス通訳としてIT,金融、法律を中心としたビジネス通訳として商談、セミナー等幅広い分野で活躍中。一方、予備校、通訳学校、大学でビジネス英語や通訳を20年以上教えてきのキャリアを持つ。2006 年にAccent on Communicationを設立し、通訳訓練法を使ったビジネス英語講座、TOEIC講座、通訳者養成講座を提供している。

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