INTERPRETATION

Early birds catch the best moment

上谷覚志

やりなおし!英語道場

こんにちは。突然ですが、みなさん普段何時に寝て、何時に起きていますか?私の周りは夜型の人が多くて、1時とか2時くらいに寝て、朝7時くらいに起きる人が多いようです。今回は英語とは直接関係ないですが、最近あった人ですごいなと思う人がいたので紹介します。

今、税理士さんを探していて、たまたまネットで見つけたサイトで知り合ったのが“朝4時起きの税理士”見田村元宣さんでした。見田村さんは税理士事務所を経営する傍ら、出版、講演、ブログ等精力的に活動されています。毎朝4時に起きて、出勤途中にブログを更新し、ビジネス書を一冊、新聞雑誌に目を通し、誰もいないオフィスで6時から9時までの時間自分の仕事をこなし、それから経営者としての仕事を開始するというスケジュールをこなされています。

詳しくは見田村さんの著書“朝9時までの「超」仕事術”に書いてありますが、通訳をしながら、学校もやっている自分と重なる部分もあり、大いに刺激を受けました。9時までの誰にも邪魔されない3時間を有効的に活用することで得られるメリットがこれでもか!というくらい盛り込まれています。

以前紹介した“夢をかなえるゾウ”の中のにも、何か新しいことを成し遂げるためには、今ある何かを捨てなければならないという教えがありました。見田村さんがやっていることはまさにこの教えを実践したもので、これまでの睡眠時間を捨てて(その分早く寝ないと倒れてしまいますが・・・)、その分を自己投資の時間にするという考え方もあるんだと、本を読み進めるうちに納得させられました。

今日は9時からの通訳仕事が都内であったのですが、試しに5時起きで6時に家を出てみました。この時間だと電車も空いていて、新聞や通訳資料を周りに気にすることなく読めましたし、早く着いて通訳の仕事が始まるまでの2時間半を集中して仕事をこなすことができました。やってみると案外できるものですね。

冒頭で、夜何時に寝て、朝何時に起きますか?と聞きましたが、その時間が何時であれ、そこを変えない限りは活動できる時間も同じですし、できることもほとんど変えられません。何かを大きく変えたい、例えばこれまで時間がないといって後回しになっていた英語の勉強を本気でやりたい、通訳になりたいという気持ちがあるのであれば、思い切って寝る時間と起きる時間を変えてみませんか?

時間を変えるだけで、朝の風景も変わりますし、気分も変わります。私もこの3時間があるなら、自分の英語のスキルアップのための勉強をもう一度始めたいし、見田村さんを見習って今度始めるブログを更新したり、読もうと思って買ってあった本も読みたいし・・・とこれまで時間があったらやろうと思っていたことが一気にできるような気がして気分いいです。

毎日はできるかどうかまだわかりませんが、徐々に早起きの日を増やして、“朝4時起きの通訳者”上谷覚志ですと言えるようになるべく頑張ります。

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上谷覚志

大阪大学卒業後、オーストラリアのクイーンズランド大学通訳翻訳修士号とオーストラリア会議通訳者資格を同時に取得し帰国。その後IT、金融、TVショッピングの社での社内通訳を経て、現在フリーランス通訳としてIT,金融、法律を中心としたビジネス通訳として商談、セミナー等幅広い分野で活躍中。一方、予備校、通訳学校、大学でビジネス英語や通訳を20年以上教えてきのキャリアを持つ。2006 年にAccent on Communicationを設立し、通訳訓練法を使ったビジネス英語講座、TOEIC講座、通訳者養成講座を提供している。

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