INTERPRETATION

第7回 Catch

木内裕也

Bazinga!

 今回の単語はCatchです。”What’s the catch?”の意味がわかりますか? 例えばセールスマンらしき人に話しかけられた状況を想像してみてください。「こんな新機能がある」「こんな割引がある」といういい話ばかりで、少し怪しげな話があったとします。そんな時に、What’s the catch?と聞きます。「欠点」とまでは行きませんが、「マイナスの要素」ということです。ビジネスのプレゼンテーションでも、「これだけいいオファーが来たのだけど、Catchは1週間しか先方に返事をする時間が無いことです」と使えます。社内のプレゼンで使うのに問題は無いレベルの単語ですが、もう少しフォーマルにするなら、Downsideという単語が使えます。物事にはよい点と悪い点があり、そのマイナスの要素をこの単語で指すことができます。Negativeという単語を使うと、あまりにマイナスのイメージが強いので、CatchやDownside程度に抑えておくことも、コミュニケーション上は重要でしょう。

 ちなみにキャッチボールをする、という表現はPlay catchですね。Catch ballとは言いません。アメリカの子供たちも、日本の子供たちと同じように(最近は頻度も減っているようですが)キャッチボールで遊ぶことが多くあります。Catchに似たFetchは「行って取ってくる」という意味で学校で学びます。Play fetchは犬としますね。ボールや枝を投げ、犬がそれを追いかけて取ってくる、というのがPlay fetchです。

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木内裕也

フリーランス会議・放送通訳者。長野オリンピックでの語学ボランティア経験をきっかけに通訳者を目指す。大学2年次に同時通訳デビュー、卒業後はフリーランス会議・放送通訳者として活躍。上智大学にて通訳講座の教鞭を執った後、ミシガン州立大学(MSU)にて研究の傍らMSU学部レベルの授業を担当、2009年5月に博士号を取得。翻訳書籍に、「24時間全部幸福にしよう」、「今日を始める160の名言」、「組織を救うモティベイター・マネジメント」、「マイ・ドリーム- バラク・オバマ自伝」がある。アメリカサッカープロリーグ審判員、救急救命士資格保持。

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