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『チェルノブイリ』(ドラマ)を是非。

ハイキャリア編集部

拝啓!通訳・翻訳者の皆様へ

今週は管理部からお送りします。

12月になって、皆さんそろそろ今年の振り返りを始める時期でしょうか。
早すぎますかね~とは思いながらも、今回のブログが私の今年最後のハイキャリアブログになるかもしれませんので、
私の今年のベスト1のドラマをご紹介します。

HBO制作の「チェルノブイリ」です。
2019年リミテッド部門でエミー賞10部門獲得しました。もう獲って当然です。

1986年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所で起きた世界最悪の原子力事故。
その事故発生から1年後までを5話、5時間で描いています。

一話はとにかく怖いです。何が怖いって、事故直後の近隣の住民たち、消防士たち、原子力発電所の技術者たちが、やってはいけないことやってしまう、行ってはいけないところに行ってしまう、触ってはいけないものに触ってしまうのを私たち観客が見せられてしまうからです。
放射線の怖さを知識としてもった上でこの映像を見ると、知らされていなかったこととはいえ、「ダメ、そこに行っちゃ、そんな装備じゃダメ、これは普通の火事じゃないんだよ」と声に出しながら見てしまったほど。

全編通して映像の凄さは際立っています。
映像で見せるところ、見ている私達が想像力で補うところ、そのバランスが絶妙に怖さを演出します。
ズームイン、ズームアウトで見せる風景は被害の甚大さ、どこまで被害が広がっていくのかという原発事故の恐怖を感じさせます。

二話からは主人公である科学者のレガソフとソ連閣僚会議のボリスの奮闘、犠牲を払って地下汚染をくいとめようとする炭鉱夫たち、死ぬことが分かっていても水蒸気爆発を防ぐために貯水槽に潜る技術者たちのドラマが続きます。
一つ困難を乗り越えても次の困難が待ち構えています。

この凝縮された5時間、身も心も疲れ果てます。

でも、これは本当に今見るべきドラマで、見てよかったと言えるドラマです。

疲れてしまうこと必至ですが、進めずにはいられません。

年末年始に是非。

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ハイキャリア編集部

テンナイン・コミュニケーション編集部です。
通訳、翻訳、英語教育に関する記事を幅広く発信していきます。

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