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刺繍

ハイキャリア編集部

拝啓!通訳・翻訳者の皆様へ

皆さんこんにちは。

今日は皆さんに「無のススメ」をしたいと思います。

昼も夜も情報を大量に処理している脳みそと、常に何かしら感じている心を空っぽにしたいと思うことはありませんか?

でも、「何も考えない・感じない」のはやってみるとかなり難しく、油断するとすぐに余計な考えが浮かんできてしまいます。そこで、素早く簡単に「無」を達成できるのが、私の場合は刺繍なんです。はじめてから1年半が経ちました。

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(2014年作/映画『アデル、ブルーは熱い色』のワンシーンより)

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(2014年作)

針に糸を刺して、1針、2針、3針も縫えば、そこは完全なる無の境地。時間の感覚、体の感覚、周囲の存在はもちろん、自分が存在しているという感覚すらなくなって、かなりディープに到達できます。内にも外にも何も求めない……この感覚はもしかして、禅? そのうち悟りが開けそうです。

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(2015年作)

左右の黒い塗りつぶし部分は、片方で3時間かかりました。刺繍の目的はあくまでも無なので、ミシンは使わず、完成品は人にあげてしまいます。

趣味はいろいろありますが、どれだけ無の境地に達することができるかという点において、刺繍に敵うものはありません。次にいいのはウォーキングですが、意識が飛びすぎると車に轢かれるので注意が必要です。

無の境地に達した後は、頭も心も少し軽くなったような気がします。天界で汚れを落として下界へ戻ってきたような、そんな感じです(危ない響きですが……)。スポーツをした後に似た爽やかさもあって、気持ちがすっとしますよ。

私の知り合いにはシャドーイングや陶芸で無になるという人もいます。皆さんもご自身にあった方法で、頭と心のリセットをしてみてはいかがでしょうか。

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ハイキャリア編集部

テンナイン・コミュニケーション編集部です。
通訳、翻訳、英語教育に関する記事を幅広く発信していきます。

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