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美容院でドラッカーについて話す

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

先日いつも通っている外苑前の美容院に行きました。10年ぐらいE君という美容師に担当してもらっています。E君はこの10年で出世して、スパ(この美容院はヘッドスパやネイルサロンもやっています。)のマネジメントを任されるまでになりました。

彼はマネージャーとして悩みがあったり、いろいろチャレンジしたくて「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」を読んだそうです。

それをきっかけに、ドラッカーのマネジメント、エッセンス版を今読んでいるらしいのです。まさか美容院でドラッカーの話で盛り上がるとは思いもしませんでした。まさかカットしながら、イノベーションに関して語り合うなんて想像もしませんでした。

ドラッカーの言葉で共感したところを、
書き出して、自分の仕事に落とし込もうとしているそうです。

彼は「もしも高校野球の〜」の本を今は後輩に貸して、
一緒にいいサロンにしていこうと呼びかけているそうです。

彼の仕事に対する姿勢にももちろん感動しましたが、
彼をそんな気持ちにさせる経営者ってどんな人だろうか?と興味が湧きました。

経営者視点を持っている社員がいる会社は本当に強いと思います。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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