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声が小さい人はサービス精神がない????

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

昨日の船越の朝当番で「声が小さい人はサービス精神が足りない」という話、とても印象的でした。私も大きい声で、はっきりと話すということは、相手に伝えたい!という気持ちの表れだと思います。
伝えたいという気持ちが強くなれば、自然に声のトーンも上がりますよね。

でも最近は本当に声が小さい人が多い。何を言っているかよく聞こえない。特に語尾が聞き取れない。声が小さいと、自信がないように見える。やる気がないように見える。
本当は違うかもしれないけど、第三者にそういう印象を与えます。

例えば調整の電話をしていて、コーディネーターが明るく弾んだ声で話しをするのと、小さく沈んだ声で話をするのでは、相手の反応は全然違います。

声の大きさは通訳者にとってもとても大切です。
いろんな通訳者の声を聞いていますが、よく通る声、マイクに乗る声、耳に心地よく聞こえてくる声、そういう通訳さんのパフォーマンスはとても上手に聞こえます。

ただ声が小さかったり、語尾がぼそぼそしていたり、そういう通訳は本当はうまいのかもしれませんが、上手に聞こえません。

声は持って生まれたものかもしれませんが、訓練次第で、大きくなるし、通る声になります。以前ある有名な女性アナウンサーに聞いたことがあります。自分の声のトーンを訓練で3オクターブぐらい下げたそうです。高い声より低い声のほうが信頼感があるからだそうです。確かに。。。。

私も自分の声のトーンが高いので(特に興奮してくると)気をつけよう。

のどを広げて、腹式呼吸で話すといいとなにかに書いてあったのですが、早速私も始めてみます。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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