BLOG&NEWS

40歳を超えてから頭はよくなる

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

朝のお話当番のコメントにも書きましたが、
最近読んだ雑誌にこのような記事がありました。

最新科学!40歳を超えてから「頭はよくなる」
脳内革命!

最近記憶力にすっかり自信を無くしている私は、すぐに手に取ってその記事を読みました。

この記事によると、年を取ると記憶力が落ちるというのは「迷信」だそうです。難しいことはよく分かりませんが、人間の脳には「海馬」と呼ばれる毛細血管のようなものがあって、それは脳を鍛えることによって伸びるそうなんです。

それでも「若い頃より確実に覚えられない」と感じることがありますよね。(←こういう言い方すると年寄りくさいのですが)
そう思い込むには、トリックがいくつかあります。

若いときでも、覚えれらなかたこともたくさんあったはずなんですが、それは忘れてしまっています。例えばテスト前日、一夜漬けで英単語や、歴史の丸暗記をしたなんて経験、一度はありますよね。今も同じように徹夜して何かを覚えようなんてことはあまりしません。それに年齢を重ねれば重ねるほど、それだけいろんな経験をし、いろんな人や物に接するわけですかが、気がかりなことや覚えなくてはならな事が圧倒的に多くなります。

脳の記憶のメモリー能力自体が落ちるというのではないらしいです。
にわかに信じがたいことですが、少し勇気が沸いてきました。

でも脳も筋肉と同じ、鍛えなければ衰えていきます。
そのトレーニング方法として紹介されていたのが、「社説法」です。
朝新聞の社説を読み、夕方記憶だけでその記事の要約を書いてみるという方法です。

こんなことしなくたって、毎晩資料と格闘している通訳、翻訳者の方々は日ごろの勉強が一番の脳のトレーニングになるかもしれませんね。
そう言えば、「記憶力が落ちて困っている」なんて相談してくる通訳。翻訳者の方はいらしゃいません。それが何よりもの証拠かもしれませんね。

Written by

記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

END