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二足のわらじ

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

二足のわらじ

「産業翻訳の仕事を獲得する本」に、二足のわらじ型の翻訳の勧めという記事がありました。
会社勤めをしながら、夜や土日に翻訳の仕事を受けるということは、昼夜問わず働くということなので、
気力、体力、そして将来「在宅翻訳者になる!」という情熱が必要です。

まずこの本にも書いてあるように、「副業だから」という甘えは許されません。
自分の本業と副業どちらにも手を抜かないことです。後、自分が大体1時間当たり何文字ぐらい翻訳ができるのか?
リスクのための時間も計算して、納期に必ず間に合うように仕事を受けましょう。

でも二足のわらじはどうしても、遠回りです。
目標が決まったら、その目標を達成するためにどれくらいの時間を使うことができるのか?というのが大切です。
使える時間が多ければ多いほど、目標は近くなります。

いずれにしても、仕事を辞めて翻訳を専業にする自信がないからというネガティブな発想ではなく、
フリーランスになる為の、足がかりや、実績、ネットワーク作りという位置づけであれば、二足のわらじも、いいと思います。

Written by

記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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