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電動アシスト付き自転車

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

少し前の話なのですが、ロードバイクで45キロ、獲得標高730メートルのコースを走りました。これだけの獲得標高は私は普通のロードバイクでは登れないので、電動アシスト付きロードバイクで挑戦しました。

 しかし、この電動ロードバイクがかなり曲者。100キロアシストで走れるという触れ込みだったのに、以前乗鞍高原(標高2720メートルまで登るコース)では激坂のラスト1キロでまさかの充電切れ。それを教訓に今回はバッテリーを最後の坂まで持たせるため、平地と下りはアシストなしで走りました。しかしこの自転車はカーボンに比べるとかなり重くて、アシストなしではとても走りにくい。途中は車多いし、下りはスピードが出て怖いし、体力のない自分に腹が立ってきて、「コースが悪い」と八つ当たりしてしまいました。

 どこかに羽のように楽に走れて、10%越えの坂道もスイスイ登れる自転車はないでしょうか?でもそうなるともう自転車ではないですね。

不思議とずっと後になって楽しかったと思い出すのはこんな辛い挑戦なんですよね。

 

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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