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罪悪感

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

コロナ禍では働き方やプライベートの過ごし方もずいぶん変わりました。先日20年前の起業した当初の働き方や笑えるエピソードを話す機会があり、毎日夜中まで仕事をしたり、時には徹夜したり、休日も毎日会社に行っていた時期が長かったことを思い出しました。

それを思い出してふと今の自分にうしろめたさとういか、罪悪感を覚えました。もちろん気力はあっても体力的に昔ほど長時間働くことは出来ないし、あのままの毎日で突き進んでいたらきっとどこかの時点で体を壊していたと思います。いろんなものをオンライン化し、以前だったらアナログだったものがすべてクラウトで出来るようになり、結果効率化され、その分自由な時間が出来きました。その時間で次のサービスを考えたり、構築したりしています。

でも本当にこんな毎日でいいのだろうかと過去の自分に対して罪悪感を感じたのです。こんな風にストーブの前でまったりする時間なんて昔はありませんでした。不思議な感覚です。今に不満がある訳ではありません。こうやって毎日仕事があること、プライベートが充実していること、誰かに必要とされていることに毎日感謝しています。

結果を出し、価値を創造していればいい。プライベートも仕事と同じぐらい大事。自分のできる範囲で無理せず息長くやればいい。そう考えることもありますが、猛烈に働いていたあの頃の自分が懐かしいし、どこかそれを良しとしてます。私は根っからの昭和的発想なのだと思いました。今は令和なんだからと自分に言い聞かせています。(笑)

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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