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夢を叶える人

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

大きな夢も小さな夢も、叶えるためにはその過程では必ず壁や障害があります。それがどんなに大変な試練であっても、やりぬく人というのはやっぱりすごい。どんなことだってできない理由を挙げたら、それこそたくさんあるからです。そこを一つ一つ乗り越えて挑戦していくことは、並大抵の努力ではないと思っています。

私の友人で東京を離れ長野県上田市に移住して、ワイン作りを始めた人がいます。ワイン好きからソムリエの資格もとり、今までの仕事全部やめて未経験からの挑戦です。

ぶどうの木は実が収穫できるまでに3年の月日がかかるそうです。また収穫した葡萄をワインにするのに、ワイナリーがない場合は委託醸造するらしいのですが、1本あたりのコストが高くなり利益を出すのが難しくなるそうです。彼女は葡萄の栽培かラ始めていつかワイナリーを作るのが夢でしたが、ワイナリー建設には莫大な資金がかかります。

それでも夢をあきらめず、何年も休みなく働いて、やっと今年ワイナリーを完成させました。私はほとんどアルコールは飲めませんが、ワインってやっぱり高いなぁと思っていたのですが、それを作るためのコストと手間を考えると決して高くないとおもいました。

そんな彼女の畑に、ワイナリー完成のお祝いと葡萄の収穫のお手伝いに行きました。無農薬で栽培しているので手間がかかった葡萄たち。それを一房、一房選別して収穫してきました。

ランチはご主人お手製のカレーとシチューが振舞われ、ボランティアの方たちと一緒に食べました。気持ちいい天気の中、葡萄畑で食べる賄いランチは最高でした。

 

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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