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東北湯巡りの旅②

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

今回の旅の目的は蔦温泉ともう一つ、山形に住んでる友達の名古屋さんに会いに行くこと。

名古屋さんとの出会いは、2001年の5月。当時勤めていた通訳エージェントをいろんな理由で辞めようか、続けようか悶々としていた時で、1人でスペインツアーに参加しました。そのツアーで出会ったのが名古屋さんです。当時50代前半で仕事を早期リタイアされて、ボランティアや旅行で人生を謳歌されていました。それに比べて私は当時38歳崖っぷち!この先どうしたらいいか分からないけど、このままではダメだということは直感でわかっていました。名古屋さんは底抜けに明るくて、好奇心旺盛で、教養もあり、とてもお茶目で、山形弁がキュートな女性!美味しいお蕎麦を食べたなら、思い出話に花が咲きました。

 

(お蕎麦屋さんの山菜の天ぷらが大盛でした)

スペインで名古屋さんはいろんな種類のパスタ柄の素敵なTシャツを着てらして、そのTシャツかわいいですねって声かけたら「これはイタリアで買ったからItalyって書いてあるんだけど、ここはSpainだからねー」と。パスタ柄の上の英語のロゴを指差す名古屋さん!「あの。。。それPastaって書いてありますけど。。。」と、トレドのレストランで大笑いしました。

2ヶ月後に私は会社を辞めて独立することになるのですが、名古屋さんとの出会いも決断した大きな理由の一つです。テンナイン1年目の社員旅行は山形で、名古屋さんに案内してもらいました。

一緒に蔵王温泉で遊んでまた絶対会いましょうと固く握手して別れました。その日の夜は駅の改札横の温泉に行きました。

気持ちよく温泉から戻ったてみたら。なんとさっき別れたはずの名古屋さんが立っていました!RVパークは名古屋さんの自宅から車で片道40分以上離れているのに、つや姫と日本酒のお土産を持ってまた会いにきてくれたんです。これが彼女の行動力です。

私もいつまでも好奇心と行動力を忘れないような生き方をしようと密かに心に誓いました。山形にも2泊して、次は新潟県の妙高に向かいました。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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