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もっと肩の力を抜いて、ラクに生きませんか?

ぺこたん

通訳・翻訳者リレーブログ

日本の人は、生真面目で曲がったことが嫌い。みんなと同じことをやりたがり、ある一定の枠から外れることを好まず、そこから外れた人を、煙たがり排除したがります。

それはそうです。だって小学生の頃から、“あれをやってはダメ”“これをやってはダメ”“こうしなさい”“こっちの道を歩きなさい”“いい子でいなさい”などと教わってばかり。
そうしてまるで軍隊のように、“気をつけ、右へならえ、左へならえ、前へならえ…”。みんなと同じ格好をし、みんなと同じテンポに同じ歩幅で歩くことを強いられ、ひとつの型に嵌め込められるのですから。

小学校中頃に、何かをやるたびに褒められ、それぞれのペースを重んじ、それぞれの個性を伸ばそうとする国から帰国した、日本国籍なのにまるで外国人だった私は、怒鳴り散らし命令してばかりの先生が多い、母国なのにまるで外国ニッポンで、カルチャー・ショックの連続だったのを、今でも鮮明に覚えています。

中学校へ上がったら上がったで、今度は“偏差値”という名の物差しにより、みんなで同じ道を伝いながら、同じような方向を目指します。
学校で学びたいことがなくても、とにかく“高学歴”の方が、その後の人生が生き易いからか? そういう社会である限り、抵抗したところで損をするだけだからか?
例えば、アートの世界を極めたくても、他の学科の成績も良くなければならない場合もあったり、本当は職人になりたい人、そういう技術を学べる場所へ、飛び込んで行った方が幸せな人も、その夢が叶えられなかったり…。

そうして、“金太郎飴製造所”の立派な完成作品として、社会へ放り出されると、今度はいきなり不安になります。それはそうです。だってそれまではずっと、誰かの指示のもと、みんなと一緒に、決められたレールの上を、歩いていたわけですから。

ですからそこで例えば、どこかの誰かが書いたハウツー本・ノウハウ本を読み、そのとおりに行動しては、ホッとするわけです(そうしてそういう本を、ベストセラーにしてしまう!)。

もっと自分の心と向き合って、自分勝手に生きられれば、気が楽なはずなのに。
でもそれまでがそれまで、みんなと同じレールを歩き、みんなと同じ格好をし、頷きたくもない時でも、“みんなが頷くから自分も頷く人生”だったわけですから、そうそう簡単には、生き方を変えられない。

他者との対立を好まず、すべて丸く納めたいと思う、心優しき国民たち。
それが日本人の特徴であり、美しさでもあります。それを否定する気など毛頭ありません。

みんな礼儀正しいこと、和を重んじること、協調性があること、感情をあまり表に出さないこと。それから例えば、電車の発着時間が分刻みで、実際そのとおりに動いていることに、外国から来た人たちは、みんなとても驚き、そうして感動します。
世界に誇れること。素晴らしいことです。
これぞ、幼い頃から受けてきた教育の賜物…か。

でも……

セカセカ・ガチガチ、型に嵌まった人生。
人の目を気にしてばかり。自分は他者に、どう見られているか。自分は他者と比べ、幸せか不幸か、勝っているか負けているか。そんなことを考えてばかり。
みんな同じ格好して、同じ行動して。群れてばかり。

そんな人生、楽しいですか?
息苦しくなることはありませんか?

髪の毛を染めることは、いけないことですか?
夜のクラブでハジけることが、なぜ“転落の兆し”なのでしょうか?
だとしたら、20-30代の私は、転落しまくっていたことになります。あんな楽しい時代はなかったくらいなのに…。((+_+))
タトゥを入れるのは、いけないことなのでしょうか?
爪を赤くしてカラフルな服を着て、外車に乗る人に対し、“派手な生活を送っている”と口に手を当て、ヒソヒソ非難するのは、なぜですか?
家族構成なんて、その家庭それぞれ。良いとか悪いとか、そういうことはないはず。

嗚呼〜。

“普通”とか“普通でない”とか、“正常”とか“異常”とか。それはいったい、どういうことですか? その境目は、どこですか?
先入観や偏見ほど、醜いものはないと思います。

“お利口さん”を、少しお休みしてみませんか?

自分にはないものをもっている人、自分とは異なるタイプの人は、素敵だと思いませんか? 一緒にいることにより、きっとワクワクすることが多いはず。きっと成長していけるはず。
机に向かって、何かを目標にお勉強するのも良いけれど、美しいものを観て、何かを感じる心を育むのも、忘れないでほしい。
眉間にしわ寄せながら、あれこれ思い悩む時間も必要だけれど、ちょっと洒落た冗談を交わしながら、他者との会話を楽しんだり、笑ったりする瞬間も、とても尊いもの。例えば、買い物の時にレジの人と、或いは外食中にウェーターの人と、バスを降りる瞬間に運転手と。
ユーモアのセンスを忘れては、哀し過ぎます。せっかく人間に生まれてきたのですから…。

日々、一杯一杯ではなく、余裕をもっていたい。
カサカサではなく、しっとりした心を育みたい。

もっと肩の力を抜いて、もっと自分本位に、日々を生きてみませんか?

人生、楽しんでいますか?
せっかくこの世に生まれてきたのですから…。

Written by

記事を書いた人

ぺこたん

高校までをカナダと南米で過ごす。現在は、言葉を使いながら音楽や芸術家の魅力を世に広める作業に従事。好物:旅、瞑想、東野圭吾、Jデップ、メインクーン、チェリー・パイ+バニラ・アイス。

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