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七夕さまにお願い

アース

通訳・翻訳者リレーブログ

先週の7月7日は七夕でしたね。旧暦(8月)ならば比較的天気の良い日が続くのに、梅雨のまっただ中にデートの日を移動させられちゃって、織姫さんと彦星さんもさぞご迷惑だろうと思います。

今年は・・日本中、ほとんど見えたところはなさそうです。うう、かわいそう。7月7日に降る雨のことを「催涙雨(さいるいう)」と言うそうで、ほんと、涙がちょちょぎれますね。

さて、七夕といえば願い事。いまでは本物の笹を飾って短冊をつるすお宅はあまりないと思いますが、博物館などでは、だいたいどこでも笹を飾って、来館者に自由に願い事を書いてもらっているようです。我が家の近く、オットのあきらくんが勤める某施設でも、毎年、来館者がいろいろなことを書いて飾っていきます。

earth54.JPGこんな感じ。本物に見えますが、笹はニセモノです。田舎の施設のくせに、作り物の笹かい! とつっこんだら、旧暦の七夕(今年は8月2日)まで飾っておくと、枯れちゃうからだそうです。あ、そ。

横書きにする人がいないのは、当たり前ではありますが、ちょっとほっとしたりして。

さてさて、中身を拝見してみましょう。

ごく一般的なのは、

「家族がみんな健康でいられますように」
「世界平和」
「東北の一日も早い復興をお祈りしています」

など。はい、どれも実現したらいいなあ、と素直に思える願い事たちです。この手のお願いは、だいたいきれいな文字で、さらさらっと書かれています。

ほほえましいのは、

「野きゅうせんしゅになりたい」
「ぴあのがうまくなりたい」
「パテシエになりたい」
「20とびが30かいできるようになりたい」

など、子どもが書いたと思われる短冊です。

「野という漢字だけ習ったのかな」とか、「ケーキやさんじゃなくてパティシエか、時代だなぁ」とか思ったり。「20とびが30かい」はたぶん、「二重飛びが30回できるようになりたい」と書きたかったのだろうと思います。「パテシエ」みたいな例もたくさんあって、日本語教育って重要なのだわ、と認識を新たにしてみたり。「おかあさんたちがおかねがたくさんになりますように」というのもありました。言いたいことは分かる(笑)。それにしても、財布のヒモを握っているのはやはりおかあさんなのでしょうか。

ほほえましいけれど、完全に意味不明な短冊もあります。

earth55.jpgう〜む、こりゃりっぱなマイ・ランゲージ。

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 「土星になりたい」

これは、わたしもなりたい。けど・・・20代男性が書いていったそうですが、お友達になれるかどうか、ビミョー。

切実なのもあります。

「○○ちゃんの足が良くなりますように」
「おじいちゃんが元気になりますように」
「○○が早く退院できますように」

など。どうか実現してあげてくだされ。

身につまされるのもあります。

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「おかあさんとおとうさんがなかよくなるように」

実はこれ、何年か前の短冊なのですが、この願い事の横に、「○○小学校○年○山○絵」みたいに、漢字でしっかりとフルネームが書いてあったんです。個人情報保護のため、モザイクとさせていただきます・・・。

それにしても、何年か経ってどうなったのか知りたいところです。同じ子が「おとうさんとおかあさんが”それぞれ”幸せになれますように」とか書いてたらどうしよう・・・。

こんなのもあります。

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「ママといっしょにおふろに入りたいよ」

うーむ。やはり「パパとはいやだ」の裏返しでしょうか・・。

「おかねがほしい」
というのも、当然ながらあります。ま、だれだってお金はほしいやね。「お金持ちになりたい」というのは、あまり見ません。イメージが悪いんでしょうか。

変わったところでは、
「トラクターの運転がうまくなりたい」
なんてのも。このあたり(田舎)の人かしら・・・。

「ウルトラマンになりたい」
もあります。「ウルトラマン」のところには、ありとあらゆるヒーロー名が入ります。かつての子どもたちの夢であった「社長になりたい」は、見たことがありません。いまならさしずめ、「CEOになりたい」かしら。

「あんぱんまんになりたい」
正義の味方になりたいというよりは、たぶん、おなかがすいたら自分を食べようという目論見でしょう。でもね。アンパンマンは、文字通り身を削って皆に施さねばならぬ、つら〜い立場なのよ。わかってる?

女性の美への飽くなき情熱を示す短冊もあります。

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「びじんになりたい」

これも一応モザイクに・・。

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「モテモテ♡になりますように」

いま流行りの?出雲大社に参拝する手間を惜しんで、こんなところで良縁を願う方もいるようです。え、この田舎(北陸辺境の地)に来る方がたいへん??

ともあれ。今年

わたしがいちばんウケたのは、これです。

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「世界中の人と特に私が幸せになれますように」

※西洋では、織女星(織姫さん)が「こと座のベガ」、牽牛星(彦星さん)が「わし座のアルタイル」になります。この2つ、どちらも1等星なので大変明るく、本当のお空で眺めても、天の川をはさんできらきらと輝いているのがよく分かります。

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真ん中上の方に3つ明るい星がありますが、上の一番明るい星が織女星、天の川をはさんで右下の方にあるのが牽牛星。そして左方、天の川の中にある「はくちょう座のデネブ」を加えた3つで「夏の大三角形」になります。東京のような大都会でもこの3つの星だけは見えると思いますので、旧暦の七夕の日にでもぜひ探してみてくださいね。

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記事を書いた人

アース

田舎の翻訳者。外国留学・在留経験ナシ。都会生まれの都会育ちだが、現在はド田舎暮らしで、ネットのありがたさにすがって生きる日々。何でも楽しめる性格で、特に生き物と地球と宇宙が大好き。でも翻訳分野はなぜか金融・ビジネス(英語・西語)。宇宙旅行の資金を貯めるため、仕事の効率化(と単価アップ?!)を模索中。

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