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遅ればせながらクリスマス…

いぬ

通訳・翻訳者リレーブログ

厳密には神道を信仰している僕ではあるが、それがゆえにとも言える多神教マインドのために、お寺にお参りすることもクリスマスを祝うことも何ら抵抗はない。ないどころか楽しんでいる。要は平均的な日本人だということだ。

さて、今年のクリスマスは子供たちの歓声で幕を開けた。「すごい、すごいよ!サンタさん来たよ!」と大騒ぎする娘。昨晩僕が寝ぼけ眼で書いた英語の手紙を持って「お父さん、ちゃんと返事があったんだよ!英語だから、お父さん読んで、読んで!」と大興奮の息子。起き抜けで頭が十分にまわっていなかったのも手伝って、思わず「それにしても、日本語が読めるなら、日本語で返事書いてくれりゃあ良いのになー」と自分で自分の所業に突っ込みを入れたところで、しまったと思った。

「……うん、そうなんだよね。僕もそう思った」と首をひねる息子。どうする、リカバリーだ、フルパワーでナイスな出任せを言わねば!

「きっと、英語の方が得意なサンタさんだったんだよ。さ、かしてごらん。読んであげる」などと苦しい言い逃れをする。か、かわし切っただろうか。

大喜びする子供たちを横目に朝食を作り、朝食。その後子供たちはおもちゃに入れる電池を買いに近くの安売り店へ繰り出し、僕はたまりに溜った家計簿の入力をふうふう言いながらやった。何しろ2ヶ月以上溜めていたので、結局午前中一杯掛かる。

その後適当に昼食を作り、妻は図書館やら子供たちのスキーウェアのレンタルやらで外出。僕は子供たちを連れて小学校の校庭へ。正直、疲れが出てしまって寝ていたい気分だったが、遊びまわる子供たちを見ているのは悪い気分ではないし、快晴の冬の校庭というのは、なかなか気持ちが良い。

ちょっとストレッチなどをしてみる。サッカーのゴールポストに緩衝材が巻いてあったので、突きを入れてみるとなかなか良い感じ。上段突き、中段突き、左右のコンビネーション。少々ショックなことが火曜日にあって凹んでいたのだが、一発ごとにそれが消えていくような気がした。

調子に乗ってゴキゴキ殴っていたが、ふと自分の姿を客観的に想像してみたら、異様に不審な人物に見えることに気がついて急遽中止。改めて見回すと、サッカーをしていた子供たちが、こちらのゴールだけは使っていない。すまん、おじさんが悪かった。

息子と娘を呼び寄せて、持ってきたバドミントンのラケットを取り出す。娘は興味なし。子供用ラケットをふるいにして砂遊びを始めたので、やらせておく。息子としばらくバドミントンをやったが、双方ヘボなので、実に熱い空振り合戦が続いた。思ったよりラケットの打面が遠くにあるんだなあ。

2時間ほど校庭にいた後に帰宅。おやつを食べる。その後息子は公文へ。今日もジョギングコースを一回りした。着替えるのが面倒だったので、今日は普段着で。まあ冬なので大汗をかくわけでもないから、手軽なのが良い。僕のように運動が苦手な人間にとっては、「ウェアに着替える」というだけでも、ちょっとしたハードルだったりするのだ。

4時半に息子を迎えに行き、いったん家に戻って水着を取って、一緒にスイミング・スクールへ。息子が泳いでいるのを横目で眺めつつ、昨日買った蟹瀬誠一氏の「1日15分が一生を変える!」を読む。気分的に落ち込んでいるときには、この手のハウツー物を斜め読みするに限る。

1時間ほどで読了したが、なかなか良かった。来年度の通翻課程に取り入れてみたい点もいくつかある。

・Basic Englishは、夏休み明けぐらいまでにある程度徹底して取り組ませてはどうだろうか。
・15分間、英字新聞の第1パラグラフだけをひたすら書き写すというトレーニングも面白い
・また、各段落の1文目を順に書き写していくのも、ロジックの展開を追う意味で効果的だろう
・紹介されていた子供用百科事典は、早速見てみよう。教科書に次ぐ教材に出来ないか?

その後隣のドラッグストアに妻に頼まれた買い物に行き、スイミングスクールの入り口で息子と合流した。「……コンビニに行こうと思うんだけど、N君も来るか?」と言うと、ニマーッと笑って「行くいく!」という。結局チキンとポテトを買って帰った。

みんなで楽しくクリスマスディナーを食べて、ゲラゲラ笑いながら就寝。

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記事を書いた人

いぬ

幼少期より日本で過ごす。大学留年、通訳学校進級失敗の後、イギリス逃亡。彼の地で仕事と伴侶を得て帰国。現在、放送通訳者兼映像翻訳者兼大学講師として稼動中。いろんな意味で規格外の2児の父。

END