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殴り殴られ蹴り蹴られ

いぬ

通訳・翻訳者リレーブログ

趣味で通っている空手道場の夏合宿に一家4人で参加してきました。と言っても、空手着に袖を通したのは私だけで、残る3人は見学です。

今回の目的は昇級審査だったのですが、合宿での昇級審査は初めてで、てっきり軽く稽古をしてからだろうと思い込んでいました。ところがいきなり「審査始めます!」と言われて、あれよあれよと言う間に自分の組み手の番が来てしまいました。5人組み手の4人目あたりで、周りを気にする余裕がなくなり、5人目はもうスタミナ切れで、一発蹴りこむと3発ぐらい返されて、拳を振り回すのが精一杯のまま終了。もうヘロヘロです。

試合後、いろいろアドバイスを下さった顔見知りの黒帯の方にご挨拶に行くと「いや〜、見事な・・・泥仕合だったね」というお言葉を頂戴しました。とほほ。

その夜の打ち上げで、イタリア語会話の本を出されている方とお話をしたのですが、最近イタリア語にサビがあがったように感じたので、ディクテーションを軸にした勉強をし始めたそうです。いやー、すごい。10月には、空手と語学学習を絡めた講演を、大学で行なうとか。ぜひ見に行きたいものです。

その後会長を中心にした飲み会で、3時ごろまであれこれ話していたのですが、語学と武道の共通点を何度も指摘されていらっしゃったのが印象的でした。

翌朝は型の審査と記念撮影。会長のご厚意で部外者である妻と子供たちも一緒に写真に納まりました。

その後海岸に移り、海に向かって正拳突きをしたあと、そのまま組み手稽古。これは半分遊びみたいなもので、お互い相手を転ばせて砂だらけにするのが目的なのは公然の秘密です。実は昔、柔道をちょっとやっていたので、足をかけて2人ほど「餌食」にすることが出来ました。

解散した後、近くで泳いでいた妻と子供たちを呼んで、車で帰宅しました。今日は息子の誕生日。一応これが私からのプレゼントのつもりだったのですが、どうやら一番楽しかったのは海岸での「貝拾い」だったようです。・・・ま、こんなもんでしょうね。

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いぬ

幼少期より日本で過ごす。大学留年、通訳学校進級失敗の後、イギリス逃亡。彼の地で仕事と伴侶を得て帰国。現在、放送通訳者兼映像翻訳者兼大学講師として稼動中。いろんな意味で規格外の2児の父。

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