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焦りを感じる日々

さるるん@ロシア

通訳・翻訳者リレーブログ

もう6月。早い。時が経つのが早すぎる・・・。
ロシアの学校は、すでに3ヶ月間の夏休みに入りました。この夏は一時帰国しないので、この3ヶ月をどうやって過ごすか。いや私じゃなくて、娘のことですが。1ヶ月位ロシアのおばあちゃんのところで過ごす予定ですが、残り2ヶ月をどうするか。在宅翻訳者の私にとっては悩ましい季節です。

ロシアの学校のシステムで、日本とは違うな〜と思うのが「(ド)ニェブニック」(ドは発音しない)。連絡帳と通信簿が合体したようなものです。生徒が毎日の時間割と宿題を書き込み、先生が授業ごとに5段階評価を記入します。見にくいですが、下の写真の赤字部分が先生による評価とサインです。宿題をやってこなかったり、態度が悪かったりするとその旨も記載されます。週次でも5段階の総合評価が付けられ、保護者がそれを確認した旨のサインをします。最後のページには、学期別と通年の科目別5段階評価欄(日本の通信簿に相当)があります。

娘の学校では、上記の評価にしたがって毎週成績優秀者(クラスのトップ)にメダルを贈るセレモニーがあります。先週は年度の終わりということで、通年の成績で表彰を行ったのですが、小学1年生から5年生まで合わせた中でうちの娘の成績がトップだったとのこと(5段階評価の5の数か割合が一番多かったのでしょう)。記念品として、モスクワの歴史についての分厚い本をもらってきました。ロシア語が全然できない私には実感がわかないというか・・・別世界の話のようで・・・。私は、英語以外はまったく宿題も見てあげられないし、何を学んでいるのかもよくわからないし。

娘に日露両方のことばと文化を自分のものにしてほしいと願いつつ、今の環境で娘が日本語を使う相手は私にほぼ限定されている状態。漢字の学習も、日本語で文章を書くことも、親の私が意識的にさせなければいけないのに、この2年位ほとんどできていません。平日は娘がロシアの学校の宿題で手一杯で時間がないし、週末は私が仕事をしていることが多いし・・・。ロシアの学校でがんばっていることは嬉しいし、単純にすごいと思うけれど、ちゃんと日本語の勉強をさせてこなかったことに焦りを感じる今日この頃。それこそ、この夏休みが日本語学習のチャンスなのだけれど・・・。

P.S. みなみさん、口蹄疫についてのコメント、ありがとうございました。口蹄疫、まだまだ終息には至らず、畜産農家の方のブログを読むたび胸が痛みます。
 同時に、日本はどうなってしまうのかと恐怖さえ感じます。口蹄疫だけではなく、普天間問題にせよ何にせよ。ユーロの危機や朝鮮半島の問題など世界的に緊張が高まる中で、日本は大丈夫なのかと心配になってしまいます。

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記事を書いた人

さるるん@ロシア

米系銀行勤務後、米国留学中にロシア人の夫と結婚。一児の母。我が子には日露バイリンガルになってほしいというのが夫婦の願い。そのために日本とロシアを数年おきに行き来することに。現在、ロシア在住、金融・ビジネス分野を中心としたフリーランス翻訳者(英語)。

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