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雨が降ると

さるるん@ロシア

通訳・翻訳者リレーブログ

そろそろ初雪が降りそうなモスクワ。先週の月曜日、朝から妙に寒気がすると思っていたら、夕方から本格的に風邪の症状が出始めダウン。火曜日には前からお会いしたいと思っていた方とランチの約束をしていたのですが、延期するはめになり、ひたすら休養の日々が続きました。

このところ、傘の出番の多いモスクワ。先日、突然の豪雨に見舞われた街の様子を夫から聞きました。こっちは道路に排水溝が少ないので、ちょっとの大雨でも、車道の脇(歩道との境目あたり)がすぐに小川と化します。長靴でなければ、道を渡れない状態。トローリーバスもバス停で水たまりをさけて歩道から離れたところに停車したものだから、乗降口の下が急流となっていて、乗ろうにも乗れない、降りようにも降りられない状態。乗降客から運転手へのブーイングがすごかったそうです。

大通りでは、少しぐらいの雨だったら車はかなりのスピードで走っているのですが、さすがに突然の豪雨だと、みんなノロノロ運転。道は渋滞し始め、それにイライラしたドライバーの信号無視も続出し、収拾がつかない状態。大通りには各所に交通警察のボックス(電話ボックスの4倍位の大きさ)があるのですが、警官も忙殺されていた模様。

交通警察のボックスの目の前の横断歩道でのできごと。おばさんが道を渡っていたら、信号無視の車がスピードを上げて走ってきて、あやうくおばさんを轢きそうに・・・。おばさんが交通警察のボックスに駆け込み、「見たでしょ、あの車。何とかしてよ!」 と叫んだところ、警官がブチ切れて「今、それどころじゃねえんだ! あの車が気にくわないんだったら、自分でそこの石でも拾って車にぶつけてやれ! 俺にできることは何もねえ!」と怒鳴り、背を向けたそうな。ロシア人である夫も、これは日本ではありえない光景だろうなと苦笑したとか。

そんな話を聞きながら、先日、知人(日本人)が、こっちで自動車免許を取得したときの話を思い出しました。自動車学校卒業の筆記試験が、突っ込みどころ満載で、ありえない!という問題が多かったそうです。三択問題の一例を挙げると・・・
 「飲酒後に車を運転してもいいか」
  1. いけない
  2. 少しくらいなら大丈夫
  3. 飲酒は運転に何の影響も及ぼさない
間違えようのない問題ばかりで、外国人である彼女も全問正解だったのに、合格率3割程度、全問正解者は1割程度だったとか。ロシア人の交通ルールに対する意識って・・・。

週末から体調も戻ってきたので、昨日、日本大使館まで子どもの教科書を受け取りに行って、ついでに大使館ななめ前の日本食材店にも行ってきました。醤油、みりん、だしの素各1リットル、みそ、マヨネーズ各500グラムをはじめ、いろいろ買い込み、重さが10キロ近いリュックを背負って帰りました。それがたたり、昨夜は肩と腰が痛くてPCに向かうことができず、ブログ更新が今朝(日本はもう午後)になってしまった次第です。申し訳ありません。

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記事を書いた人

さるるん@ロシア

米系銀行勤務後、米国留学中にロシア人の夫と結婚。一児の母。我が子には日露バイリンガルになってほしいというのが夫婦の願い。そのために日本とロシアを数年おきに行き来することに。現在、ロシア在住、金融・ビジネス分野を中心としたフリーランス翻訳者(英語)。

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