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在宅翻訳者の行動食

さるるん@ロシア

通訳・翻訳者リレーブログ

朝は、コーヒーを飲まなければ目が覚めない。
目覚ましを止めたら、よろよろとキッチンのコーヒーメーカーへと向かう。チョコレートをかじりながら、ブラックコーヒーを飲んで、ようやく頭が働き始める。

夫は、朝起きてすぐには食べられないたちなので、コーヒーとチョコレートだけで、仕事に出かける。娘は、学校で10時くらいに朝食が出るから、家ではシリアル、ヨーグルト等の軽いものしか食べない。つまり、平日、うちで朝食・昼食をとるのは私だけ。

となると、自分ひとりのために料理をする気にはなれず、唯一のまともな食事である夕食以外は、かなりテキトーになりがち。コーヒーとチョコレートだけで、気づけば午後になっていることも少なくありません。まして納品期日が迫っていれば、ゆっくり食事をする余裕もなく、小腹がすいたら、ちょこちょこっと何か口にしながら仕事を進めることになります。登山のときの行動食みたいです。

登山はものすごくカロリーを消費するので、食事と食事の間にもカロリー補給しないと、シャリバテ(ご飯が足りなくてバテる)で動けなくなってしまいます。だから、小休止のとき、あるいは歩きながら、さっと食べられる行動食(おやつ)が必須。雪山でいちばん重宝した行動食は、なんとチューブ入りコンデンスミルク。クライミングジャケットのポケットに入れておいて、必要なときに、さっと取り出して、チューチューするんです。最初、山の師匠に教えてもらったときには「え〜っ」と思いましたが、手っ取り早くカロリー補給できるし、おいしいし、ホント便利でした。夏山や、まして日常生活で、あれを大量にチューチューっていうのはありえませんが。

そして今、在宅翻訳者の行動食で、一番気に入っているのがハルヴァです。モスクワでよく見るハルヴァはこんな感じです。

(米原万里さんが『旅行者の朝食』の中で情熱をこめて語っている幻のハルヴァには到底及ばないと思いますが・・・)ナッツ、蜂蜜、砂糖などでできているらしいです。はじめて見たときは、石のかたまりかと思いましたが、これが、なんだか懐かしいような素朴な味で、おいしいんです。牛乳と一緒に食べると最高です。あいにく写真はないのですが、行動食として活躍してるのは、このハルヴァをひと口サイズにしてチョコレートでコーティングしたもの。ひとつでも、かなり満足感があり、仕事の合間に、ちょこちょこ食べるのに最適です。

もっとちゃんとした食生活をしないとまずいんじゃないか、という自覚はあるんですが・・・。

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記事を書いた人

さるるん@ロシア

米系銀行勤務後、米国留学中にロシア人の夫と結婚。一児の母。我が子には日露バイリンガルになってほしいというのが夫婦の願い。そのために日本とロシアを数年おきに行き来することに。現在、ロシア在住、金融・ビジネス分野を中心としたフリーランス翻訳者(英語)。

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