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国会図書館に行ってきました

すーじー

通訳・翻訳者リレーブログ

暑かった夏も過ぎ、気がつけば読書の秋。私もようやくほっと一息つけたので、息抜きをかねて以前から興味があった国会図書館(東京本館)に行ってきました。

なんとなく敷居が高いイメージがあったのですが、行って大正解でした。調べものには最高の場所です、ここ♪

なんと戦後に日本で広く頒布された出版物はすべて基本的にあるそうで(納本制度があるため)、そのうえ館外への貸し出しは行っていないため、どうしても読みたい本や雑誌などがすぐ手に入らないときにも、ここに朝イチで来れば確実に閲覧できるのです。

満18歳以上であれば、基本的に誰でも入館・利用できます。それも無料。なんてありがたい環境なのでしょう♪

↑ いざ国会図書館へ!

利用の流れはざっとこんな感じ。

  1. 初めて利用する際は、利用登録をして利用証をもらう
  2. 荷物をロッカーに預ける
  3. 利用証をゲートにかざして入場する
  4. 端末で資料を検索し、閲覧を申し込む
  5. 資料を各カウンターで受け取る
  6. 閲覧後、資料を返却する
  7. 帰るときも、利用証をゲートにかざして退場する。

ちょっと面倒なのが、B5サイズより大きな透明でないバッグは持ち込めないこと。100円返却式のロッカーがあるので、規格外のバッグはそこに預けることになります。

ただし、パソコンは持ち込めます。その際のポイントとしては「取っ手のない」スリーブに入れて持っていくこと。取っ手があると「バッグ」とみなされるそうです(おもしろいなあ)。ちなみに、電源が使える席はたっぷりあります。Wi-Fiも無料で使えます(5Gも選べます。快適です)。

今回は、運よく利用ガイダンスにも参加させてもらえました。

利用ガイダンスは、現在は毎月第2・第4木曜日の午前10時30分から開催されているようです(定員5名、当日受付のみ)。今回、木曜日に行けそうだったので、せっかくなら参加しようと早めに行ったのですが、午前10時の時点でぎりぎりセーフでした(すでに4人申し込み済みで、私は5番目)。なので、どうしても参加したい方は、なるべく開館直後に行って申し込むことをおすすめします。

利用ガイダンスは、初めて利用される方にはわかりやすくておすすめです。希望すれば、最後に通常は入れない書庫も見学させてもらえます。今回は新館地下にある新聞や雑誌の保管エリアを見せてもらったのですが、ちょっと心がときめきました。

↑ 国会図書館新館地下の中庭より。 ここは写真撮影OKとのことでパチリ。

ちょっとしたトリビアも教えてもらえます。たとえば……

• 国会議員等からの調査依頼:年間約4万件
• 所蔵資料:約4,300万点
• 本館は今から57年前、新館は32年前に建てられたが、どちらも同じ建築事務所が担当した(前川国男建築事務所)。
• 書庫は、本館は地上階にあるが、新館は地下にある。新館の書庫は、東日本大震災の際にも本が落ちることはほとんどなかった……などなど。

ガイダンスが終了したのが正午ごろ。せっかくなので、お昼も館内でいただくことにしました。

今回は本館6階の食堂で、ここの看板メニューっぽい「図書館カレー」570円を注文。ちなみに、普通のカレーは470円、カツカレーは670円。日替わり定食も3種類ほどありました(500~700円程度)。

図書館カレーは、ごはんを真ん中に盛った皿に、カレーと牛丼の具を左右に半分ずつ入れたもの。調べてみると、以前に別の業者が「国会丼」として温泉卵つきで出していたものを継承したメニューとのこと。味は、まあまあかな……。

でも、なかなか見晴らしの良い場所でした。お弁当も持ち込めるようだし、また利用させてもらおうと思います。

その後は、リクエストした資料を閉館ギリギリまで閲覧し、帰途につきました。いや~充実した1日でした♪ 関東近郊にお住まいでまだ訪れたことのないかたは、ぜひ行ってみてください。

国立国会図書館のウェブサイト http://www.ndl.go.jp/index.html

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記事を書いた人

すーじー

1998年春、研究留学する夫に同行して渡米。大の苦手だった英語をイチから学びなおすことに。シカゴ在住のフリーランス英日翻訳者として、マーケティングから金融・経済まで幅広い分野のビジネス案件にたずさわる。最近、興味があるのは、DIYと健康になること。2017年より神奈川在住。

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