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帰国して2年。

すーじー

通訳・翻訳者リレーブログ

気がつけば、シカゴから帰国して2年。日本での生活にも慣れてきたな……と思うことが多くなりました。今回は2周年記念?ということで、そうした点を思いつくまま振り返ってみようと思います。

①ゴミを捨てるとき、緊張しなくなった。

帰国当初は「卵の殻は燃えるゴミかどうか」すらわからず、いちいち調べてました(笑)。プラごみの容器類を「洗ってから捨てる」という慣習にも結構びっくりしたし(とくに「それがきちんと実行されている」ことに……)。出先でも、ゴミ箱が見つからずに途方に暮れたりしてました。

いまでは、日常のゴミの分別はばっちり。ペットボトルを回収ボックスに入れるときには、ちゃんとラベルを外します(これも当初びっくりしました 笑)。外出するときも「ゴミ箱が簡単には見つからないかもしれないから、ビニール袋持ってこ」などと思うようになりました(まだよく忘れますが)。

②スーパーなどに行ったとき、「おもちゃ屋での子ども」状態にならなくなった。

帰国当初は「納豆や豆腐にいろんな種類がある!」「魚がぴかぴか光ってる! えっこれで100円⁉」「海藻や貝もいろいろある!」「おせんべいも美味しそう……」「日本酒と焼酎のランナップもすごい!」などと毎回、舞い上がってました(時間もやたらかかりました)。

最近では、必要な棚に直行してさくっと買うようになった気がします(野菜の直売所と、お酒コーナーでは別ですが)。

③居酒屋などで「とりあえずビール」と言うようになった。

夫に「なにかある?」と聞いたところ、こう言ってました。たしかに。シカゴ時代には、まず水とか飲みながら、①ビールにするかワインにするか、②ビールにする場合はその銘柄(クラフトビールも含めて10種類くらいメニューに載ってる場合が多かった。普通のビールだけでも、バドワイザー、ミラー、ミケロフなど3~4種類あったし)をじっくり考えてたかも(私たちだけかもしれませんが……)。

いまは「とりあえずビール」&「銘柄は、好みはあるけど、まあ臨機応変に」という感じ。よくもわるくも、日本的?

④コンビニを使うようになった。

シカゴにいたころは、まったくといって使わなかったコンビニ(ちなみに客層も、米国と日本ではやや違う気がします)。帰国当初も、アマゾンの支払いができたり(日本のクレジットカードがなかったので)、宅配便の荷物を預かってもらえたりするのはありがたいけど、何でこんなにあちこちにあるの? と思ってました。

でもいまでは「日本の基幹インフラの一つ」として便利に使わせてもらってます(食べ物系は、やはりスーパーで買うほうが私は好きですが)。3大コンビニのコーヒーの味の違いもわかるようになりました(私はローソン派です)。「どの系列のレジでどのポイントカードを出すか」にも迷わなくなりました(でもTとかdとかややこしくありません……?)。

…………

そのほかにも「主食がパンから雑穀ごはんになった(日本ではそっちのほうが安くて美味しい気がするので)」「マスクをしている人を見て、それほど違和感を感じなくなった(まだゼロではないですが……)」「暗い夜道をひとりで歩いていても、それほど緊張しなくなった」「外出中、見知らぬ人に気軽に話しかける回数が減った」「天気予報を考えながら、洗濯の予定を立てるようになった」などなど。

「なんだかなあ……」と思うときも正直ありますが、いいところもたくさん。せっかく帰国したことだし、「いまここ」を楽しむのがいちばん!

写真:今年の5月5日の菖蒲湯は、ちょっと遠出して蒲田の改正湯さんで。冬至や子どもの日は、やっぱ銭湯ですよね~。

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記事を書いた人

すーじー

1998年春、研究留学する夫に同行して渡米。大の苦手だった英語をイチから学びなおすことに。シカゴ在住のフリーランス英日翻訳者として、マーケティングから金融・経済まで幅広い分野のビジネス案件にたずさわる。最近、興味があるのは、DIYと健康になること。2017年より神奈川在住。

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