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USAの山奥で

とと

通訳・翻訳者リレーブログ

先週末から妻の実家がある大分県別府市に帰省しています。ノートパソコンとインターネットに接続できる環境があれば、大抵どんな場所でも仕事をできるのがフリーランス翻訳者の強み。今回も雑誌の記事3本の仕事持参で、二回目の夏休みを過ごすことにしました。

大分へ帰省するときは、ホテル一泊付きのツアーをよく利用します。正規の往復航空券よりも値段が安い。不思議ですね。というわけで、初日は実家で夕食をとった後、車で10分ほど離れたホテルへ移動。チェックインを済ませた後、なぜかルームキーと一緒にサービスで付いてきた乳酸菌飲料を受け取り、部屋に向かいました。比較的安いホテルとはいえ、さすが湯の町、別府だけのことはあります。天然温泉の展望大浴場付きです。その日は結局、温泉にのんびり浸かり、仕事もせずに寝てしまいました。あー極楽・・・

翌日は妻の友達と待ち合わせて、一緒に昼食をとることにしました。行き先は秘密とのことだったので、ますます楽しみです。車で迎えに来てもらい、近況などを報告し合いながら、山道をどんどん登っていきます。次第に人家もまばらになり、とてもレストランがあるとは思えない景色になってきました。誘ってくれた友達もちょっと不安そう・・・。途中で何度か道に迷いながら、ようやく到着した先は、ログハウスというより廃屋に近い雰囲気。ここは大分県宇佐(USA)市の山奥です。

中に入ると、スパイスのいい香りがしてきました。どうやらカレー屋さんのようです。店内は清潔感があり、天然木のテーブルやイスがとてもいい感じ。冷房もきいていて、ホッとひと安心です。私はキーマカレーのセットを注文しました。うれしいことに、チャパティとターメリックライスが両方付いています。ひとくち食べてみてビックリ! こんな山奥で、こんなに美味しいカレーに出会えるとは思ってもみませんでした。

大分には、街から離れた意外な場所に、こんな感じの隠れ家のような店が結構あります。しかも料理は本格的で、味もかなり高水準。話を聞いたり、インターネットで調べたりすると、元々都会に住んでいた人たちが大分の自然を気に入り、この地に移り住んで始めた店が多いようです。何だか、田舎暮らしがうらやましくなってしまいました。

あまりにお腹が減っていたので、カレーの写真を撮るのを忘れてしまいました・・・(本文と写真は“あまり”関係がありません)

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とと

大学卒業後、数年のサラリーマン生活を経て、フリーランス翻訳者に。技術系から出版物と、幅広い分野で高い評価を得ている。趣味は音楽。ただいま子育て奮闘中。

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