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誘惑の季節到来だっ!

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通訳・翻訳者リレーブログ

あ〜、も〜、季節の変わり目って、ほんと、身体に毒よねぇ。
“衣替え”という言葉を聞いただけで、あたしゃソワソワしてくるもの。そうして、取り立て屋(原稿の…ね)に追われ、パソコン前に座りながら、心はもはや、新宿や渋谷や表参道の洋服屋に飛んで行ったきり、帰って来やしない。
あっ、でも店を覗くのは、何かを購入する為だけではなく、ちょうど美術館へ行くような心境なんですよね。デザイナーはアーティストであり、洋服はアートですから。
知床半島から帰って来た晩、“日々物質社会に浸り、何か大事な部分を失っているのでは”…と、眉間にシワ寄せながら考えていたのが、翌日にはもう、秋冬物のことで、頭が一杯だったのですから、変わり身の早いOO型オンナよ、おい、これで良いのか?

この時期、ファッション誌も“この冬の流行は”…と、読者の買物欲を煽る特集ばかり。甘い誘惑に、まんまと吸い寄せられる私です。従って、部屋は雑誌の山。ベッドの横も、万里の長城状態。それらを1冊1冊開いては、うーんうーん唸る日々送ってます。
で、毎年必ず欲しくなるのが、春は、サングラスとサンダル。秋は、革ジャンとブーツ。目も足も、ふたつしかないのに。ったく、ねぇ。ジーパンも年がら年中、気になります。ストレートにスリムにブーツカットにバギーに、穴開きにスタッズつきに刺繍入りに、あの色この色、あの素材この素材。
あぁぁぁぁぁぁ〜〜!!
今年は断然、ライダーズ・ジャケット&エンジニア・ブーツ。やっぱりロック・ロック・ロック!

って書きながらも、でも、普段はユニクロなんですけどー。そりゃ、そうよ。自宅に篭って原稿書きしている時は、あれが一番ですもの。安いし心地よいし、品質も最高。部屋に“ユニクロ専用引き出し”だってあるほど。金曜や土曜に入ってくるチラシを見ては、“元値1000円、週末790円。お〜、210円も得だ!”…と喜び勇み、駅ビル店へダッシュ。これ、週末の行事と化しているほど。気に入らないものには、100円たりとも出したくないし、気に入らないものは、ティッシュ1枚だって、家に入れたくないもの。
でも外出時には、着替えています。それはそうですよ。原稿書き気分を、引きずりたくはないですし。それに何が一番大切かって、やっぱりTPOでしょ。“空気が読めない服装”は、もう最悪よ。あっ、でも私、“空気が読めない人”って、嫌いじゃないです。矛盾してる? まぁ、まぁ。
とにかく、その時々の気分で着替えるのが、楽しくて仕方ないし、その時々の気分に合ったものを、いつも揃えておきたい。

思えば学生時代、ブランド物に身を固めたバブリーな学生尻目に、汚いジーパンに汚いTシャツで過ごしていた私。ところが卒業後の勤め先が、華やかな銀座方面でして。って、いえいえ、昼間の商売…ですよ。とにかく、そこでいきなり目覚めましたね。よくみんなでホワイトボードに“¥”とか“〒”とか“本屋”などと書いては、デパートやブランド店などを廻ったものです。

そうそう、“仕事先へは、何を着ていくのですか?”と良く聞かれますが、私の場合は大概、テーラード・スーツ。或いは、黒ジャケット+ジーパン+ウエスタン・ブーツ…など。
10年ほど前でしょうか。“そろそろ自分の体型にぴったり合った、最高のスーツが欲しい!”ということで、何日間も掛けじっくりと、“スーツめぐり”したことがありまして。あの時はもう、店から店へ、何10着と試着して歩きましたね。そうして辿り着いたのが、いま愛用のブランド。イタリア出身の子。ジャケットは、着た瞬間、ストーンと肩から落ちますもん。それはもう見事。ラインも素材も、溜息が出るほど素敵。これぞ最高級のアート。

ミュージシャンには、ファッション・センスの良い、素敵な人が多いですね。普段のジーンズ&Tシャツ&ジージャンOR革ジャン…という格好もキマっていますし、記者会見やパーティー会場などでの、フォーマルなスーツ姿も、色っぽくてエッジが利いていて、もうたまらない。そういうギャップもまた、私は大好き。

まぁ、とにかく私の基本は、ジーンズ&Tシャツ&ジャケット。40歳を過ぎた今でも、変わらず。幾つになっても、そういう格好の似合うオンナでいたいですね。そういう格好の似合うオトコも、私はダントツに素敵だと思いますよ。あっ、こりゃ余談。失礼しました。

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高校までをカナダと南米で過ごす。現在は、言葉を使いながら音楽や芸術家の魅力を世に広める作業に従事。好物:旅、瞑想、東野圭吾、Jデップ、メインクーン、チェリー・パイ+バニラ・アイス。

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