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やっと出会えた!

まめの木

通訳・翻訳者リレーブログ

そう、7年来、探しに探していた仕事用バッグにようやく出会えたのである。出会いの場所は、先週の出張先の福岡だ。これまでは、何年も前に“リクルート&就職活動フェア”で購入した、A4ファイルがガッツリ入ってファスナーで閉められる、いわゆる“就活バッグ”を使っていて、資料が多い時には、さらに財布や身の周りのもの、必需品のミネラルウォーター、電子辞書などを詰め込むちょっとこぎれいな2つ目のバッグを持ち歩き、まるで民族の大移動さながらの外観だったのだが、最近になって、この歳になって“就活バッグ”ではいくらなんでも恥ずかしい!と思っていたところなのだ。とはいえ、うるさいようだが、A4ファイルが何冊も入ってファスナーかカバーで閉じることができ、また肩からかけられるタイプは、見つけようと思ってもなかなかお目にかかれないものなのである。あったとしても海外ブランド品で法外な値段だったり、男性用の実用的なものばかりなのだ。私は決してブランド品否定派ではないが、スーツが2着から3着新調できるような“金子”をバッグ1個に投資する勇気はないし、女の子(?)としては、やっぱり“おじさんバッグ”の実用性よりも、ちょっとはファッション性にもこだわりたい。
というわけで、このところ機会さえあればバッグ売り場で目をギラギラさせていたのだが、今回の戦利品は通訳者バッグのすべての基準(あくまでも“私”基準ですが…)を完全に満たす、理想的なバッグなのだ。お値段は海外ブランド品には及ばないものの、即決するには少〜しお高かったが、販売員の新人さんのようなお姉さんが、『日本の革職人さんが最近立ち上げた国内ブランドで品質にも自信がありますし、一つ一つ丁寧に作ってあるので長く使えます』と、ちょっと恥ずかしそうに、でも誠意を込めて説明してくれるのを聞いて、東京に帰ったらこのバッグには二度と会えないかもしれない、この出会いは運命だと信じ、10分位で買うことに決めた(仕事とはいえ、環境が違って少し気が大きくなっていたのもあります…)。
家に帰ってから、かなりクタクタになっていた“就活バッグ”君に『お疲れさま、駆け出しの頃からずっと一緒に頑張ってくれて、今までありがとう』とお別れし、新しいバッグには『これから一緒に頑張ってね!』と気合を入れた。

新しい相棒!

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記事を書いた人

まめの木

ドイツ留学後、紆余曲折を経て通翻訳者に。仕事はエンターテインメント・芸術分野から自動車・機械系までと幅広い。色々なものになりたかった、という幼少期の夢を通訳者という仕事を通じてひそかに果たしている。取柄は元気と笑顔。

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