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酒粕でいろいろ

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

南半球のニュージーランド・オークランドは、ちょっとずつ春の気配ですが、まだまだ寒い日が続いています。

先日、ニュージーランドで作られた日本酒、その名も「全黒(ぜんくろ)」を注文してみました。(名前の由来はもちろん、ラグビーのNZ代表チーム、「All Blacks」にちなんだものでしょう)。

というか、酒粕が欲しいなーと思って検索したら、「全黒」を注文すると酒粕が付いてくる、ということだったので、さっそく喜んで注文したのでした(酒粕だけでも、10ドルで注文可能)。

注文後、南島から、私が住んでいるオークランドのある北島まで、はるばる、ほんの数日でやってきました(NZ基準では非常に速い)。

ワインボトルを使ったなかなかかっこいいデザインです。ちなみにお酒の味は、飲んだ夫によると、「うーん」とのこと。日本酒造りがそう簡単なわけはありません。今後の更なる向上に期待です。私としては新鮮な酒粕が手に入って、とてもハッピーです。

酒粕が到着してまず作ったのは、酒粕鍋。ニュージーランドは鮭の養殖が盛んで、いつでも新鮮な鮭が入手できるのはありがたいことです。

鮭、野菜、生シイタケ、豆腐などをたっぷり入れて、おいしく頂きました。

さらに、このとき粕床に漬けておいた鮭の切り身は、数日後に夕食に登場。ふんわり香りがして、甘みもあって、十分においしかったですが、欲を言えばもう少しパンチがあっても良かったと思うので、味噌と砂糖を少し追加して、次は豚肉を付けてみようと思います(レシピによると2,3回は使えるようです)。

次に、酒粕とお酒の両方を使って、酒まんじゅうを作りました。これは翌日、お茶のお稽古に持っていきました。思ったよりふくらんで、茶道には大きすぎたので、次回、小さ目で作り直してみます。味は良かったです!

そして今日は、風がびゅーびゅー、雨がザーザー、時々雷がゴロゴロの大荒れの冬らしい天気で冷え込んだので、甘酒を作りました。体の中からほこほこにあったまりました。

ニュージーランドでお酒造りに挑戦している方々のお陰で酒粕が入手でき、注文はインターネットでできるし、レシピはぜーんぶネットに載っているし、必要な食材はたいていオークランドでは購入できるし(地方はさすがにまだ難しいようですが)、ありがたい世の中です。ということで、ニュージーランドに住んでいながら、酒粕を使って、ささやかな、でも楽しい時間に関するご報告でした。

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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