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ワークショップ

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 オークランド大学には、Student Learning Centreという施設があります。ここでは、最初に登録料10ドルを払えば、様々なテーマのワークショップを自由に受講することがあります。講師(専任講師も数人いるが、マスターかドクターに在学中の学生も多い)によって、また、内容によって当たり外れがあるのですが、授業を受けていて、「これが足りない、分かっていない」と思ったら、ちゃんと対応したワークショップがあって、知りたいことを教えてくれるので重宝しています。
 今日、私が受けたのは、Open-book ExamとWriting an Effective Examination Essayというそれぞれ1時間のワークショップでした。
 Open-book Examというのは、資料持ち込みが自由なエッセイ試験のことです。私のコースのExamはClosed-bookなのですが、とにかく試験勉強はどうやったらいいのか、皆目分からなかったので受けてみることにしました。このワークショップは非常に良かったです。まず、持ち込むための資料制作として、トピック別にテキスト、資料、Assignmentをまとめ直し、過去の試験問題の模範解答を用意することを具体的に教えてくれました。さらに、もし試験の配分が成績の50%なら、試験の準備に50時間を当てるべき、とのこと。私が取っている翻訳理論の試験の配分は25%なので、つまり、25時間は準備すべき、ということになります。さらに、英語のネイティブスピーカーではない、Open-bookと違って覚えないといけない、ということを考えると、もっともっと必要です。試験は6月第1週にあるので、そろそろ始めないと間に合わない!と、実感することができました。
 次のWriting an Effective Examination Essayでは、試験採点者にいい印象を与えるEssayの書き方を教えてもらいました。とりあえず、人間の心理として、最初と最後が肝心なので、IntroductionとConclusionを設問に完全に対応した、首尾一貫したものにしなさい、とのこと。このセッションは参加者が3人しかいなくて、講師からの質問にいろいろ答えなければならなかったので、私としてはちょっと緊張してしまいましたが、日頃の疑問なども気軽に聞けました。
 さあ、これで試験もどんと来い。と言いたいところですが、試験は手書き。1時間も手書きで書き続けるなんて、IELTSの試験以来。しかもIELTSは鉛筆OKでしたが、大学の試験ともなるとペン書きなので(こちらでは小学生高学年からペン書きになり、中学校に入ると宿題もペン書きで提出しなければなりません)、練習しないと。

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みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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