BLOG&NEWS

NZのクリスマス

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 今年も残すところあと1週間。12月は行事があれこれと目白押しなので、毎年、あっという間に過ぎてしまいます。分かっているのに、クリスマスカード書きから娘の誕生日パーティーの段取りまで、やってくる行事に追いつかれながら、こなしていく、という感じです。
 今年はビリー・ジョエルのコンサートもあったし(期待以上に良かったです!)、娘の小学校卒業もあったし、なんだか輪をかけてあれこれと行事が多かった気がします。
 今日、12月24日は日本ではなぜか、恋人たちがプレゼント交換をし合って、愛を確かめ合う日となっていますが(たぶん変わっていないですよね)、こちらではあくまでも「クリスマス前日」という扱いです。プレゼントや食料の買出しなど、ぎりぎりの買い物をするために、ショッピングセンターやスーパーは大変な賑わいです。
 私も今日、本当は午前中に食料の買い出しを済ませておくつもりだったのに、つい、だらだらとしてしまって、4時ごろに近所のスーパーへ出かけたら、それはもうひどい人混みで、カートを動かすのも大変、という感じで、普段よりずっと時間がかかってしまいました。前倒しでてきぱきと動く、というのは、来年も私の課題の一つです・・・。
 クリスマス当日の25日は、打って変わって、ぴたっと静かになります。ほとんどの店は閉まり、町はがらんとします。家族が集い、再会を喜び合う、という日なのです。雰囲気としては、一昔前の日本のお正月にそっくり、という気がします。
 ただ、近所のドミノピザは「クリスマスも営業!」という張り紙をしていました。従業員に特別手当を出しても、元が取れるのでしょう。
 26日はBoxing dayといって、この日も祝日です。由来はプレゼントの箱を開ける日だとか。この日からクリスマスに売れ残った商品を叩き売る、という名目で、あちこちでバーゲンが始まり、ショッピングセンターは大変な賑わいとなります。
 日本では26日になると、クリスマスのディスプレーはさっと姿を消して、お正月気分が盛り上がっているところだと思いますが、こちらではあくまでもクリスマスホリデイ中。なので、クリスマスツリーやクリスマスのディスプレーもそのままです。特に新年のために切り替える、ということはありません。
 それでは皆さん、どうか良いお年をお過ごしください。

これは、シティの中心、クイーンストリートに、毎年、毎年、毎年、毎年、変わらぬ姿で本屋の壁に登場する巨大サンタ。右手の人差し指がくいくいっと動いています。

Written by

記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

END