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初秋の楽しみ

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

オークランドは、日中はまだ蝉が鳴き、日差しも明るく、爽やかな風が吹く心地よい秋晴れが続いています。この週末には、家族で栗拾いに行ってきました。

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一面栗の木が植わっています

ニュージーランドの人は、栗をほとんど食べません。食べ物という認識もされていないほど。アジア系食品店ではこの時期に出回りますが、通常のスーパーでは見たことがありません。でも、オークランド近郊の何カ所かで栗拾いができる場所があります。我が家が訪れるのはClevedonというオークランドから車で1時間弱の農村地帯にある、ファームを利用して栗の木が大量に植わっている栗農園です(なので、羊のフンを踏まないよう要注意)。

一昨年に日本人会のイベントで初めて出かけて、大きな栗をたくさん取ってきました(1キロ3ドルで6キロ)。お陰で、栗の皮むきが大変でしたが、おいしい渋皮煮がたくさんできました。その後も冷凍しておいて、栗ご飯やケーキに活用しました。

ところが昨年は歴史的な干ばつで、水不足に弱い栗は大不作。ということで栗拾いも中止となりました。そして今年こそ、と張り切って出かけたのですが、ちょっと早すぎたみたい。木の上の方にまだまだたわわに実り、落ちているイガからはめぼしい実は取られていました。何人か来ていましたが、我が家も含めてみんなアジア人でした。

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上の方にまだ立派なイガが!

それでも30分ほど拾って、今年は2.2キロと、ちょっと残念な結果でした。今、冷蔵庫で甘くするために眠っています。週末に渋皮煮と栗ご飯にする予定。楽しみ。

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長靴できゅっと両側を広げて、大きい栗の実だけを取ります。
イガが痛いので手袋は必須。

そして帰りに、これまた秋の恒例イベント、イクラを買いました。ちょうど帰り道のショッピングセンターにある魚屋で毎年、この時期になるとイクラが販売されます。数年前までは筋子を買って、時間をかけてほぐしていたのですが、この2、3年はすでにほぐして、塩漬けにしているイクラが100グラム4.5ドルで売られています。ということで、この日はイクラ、一緒にサケとマグロも買って、夕食は手巻き寿司となりました。

こうやって毎年恒例の行事が一つずつ重ねられて、思い出ができていくのですね。

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栗並木、来年までさよーならー。

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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