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Windows10アップグレード

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 このサイトをご覧になっている方々ならとっくにご承知であろうWindows10の無償アップグレードは、いよいよ7月29日に終了です。画面に浮かぶWindowsからの再々のお誘いを後回しにしていましたが、思ったより操作性の評判もいいようなので、先週末にえいや、と思い切ってメインマシンのアップグレードに踏み切りました。

 ちゅうちょしていた理由としては、クライアントごとに作った用語集のためのTrados2007に加えて、電子辞書業界から撤退してしまったセイコーインスツル社の電子辞書の互換性。加えて、Windows7の操作になじんでいる私がひとっとびにWindows10 の画面にスムーズに慣れることができるのか、ということ。

 でも、結論から言うと、思ったより順調でした。操作も違和感なく、Windows7の感覚のままで使うことができます。反応も、なんだかすいすいと早くなった気がするほど。

 ただし、懸念していた電子辞書が認識されませんでした。「アップグレードしても問題がなかった」とブログで報告されているセイコー社の電子辞書ユーザーの翻訳者さんもおられましたが、半日かけて調べたところ、私の力ではどうにもなりませんでした。機種はSR-G9003で、セイコー社のサイトにドライバーも提供されています。でも、ドライバーを入れ直そうにも、電子辞書の存在自体を認識してくれませんでした(というように私には思われるエラーが出てきた)。

 仕方がないので、サブのノートパソコンは、このままWindows7で行くことに決定。2012年に購入したものなので、Windows7の延長サポートが終わる2020年1月14日にはもう寿命を迎えていることでしょう。そして2020年になるころには、きっと私の想像もつかない辞書機能が出ていることでしょう。

 

今までのように単語をコピーしたら、自動的に電子辞書ソフトで意味が表示される、という具合にはいかず、いちいち入力する必要がありますが、電子辞書本体でちまちま入力するよりははるかに速い。2台のスクリーンにこのノートパソコンが加わり、さらにデスクが狭くなってしまいました(夫に「なんちゃってデイトレーダーみたーい」と笑われた)。

 最後に、アップデートの参考にしたサイトの一つ、日経コンピュータの記事「Windows10へ安全にアップグレードする」をご紹介します。読むには日経IDの会員登録が必要ですが、無料で、日経ビジネスなども閲覧可能。海外在住の私にとっては、貴重な情報源です。ご参考まで。

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デスク向かって右側のノートパソコンに電子辞書がつながっています。

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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