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潜在能力

パンの笛

通訳・翻訳者リレーブログ

 私も一応、主婦だったりもします。なので、家族が死なない程度の家事はします。でも、仕事の合間を縫っての家事なのでとても大雑把なのは否めません(いや、本当のことを言えば大雑把なのは仕事の合間だからとか、そういう問題ではないのかもしれませんが)。そんな私ですが、いつも我ながら感心することがあります。それは、洗濯をする際に、洗濯の終わった服の山や手に取ろうとしているハンガーの数をかなり正確に言い当てられること。もちろん、服の山全体ではわかりませんが、多少分類した後ならば、「あ、これは12枚だな」とか、ハンガーを15本取ろうと考えれば、かなりの確率で15本ぴったり取ることができます。私だけが特別こういうことに長けているとも思えないので、これはきっと単純に日々の訓練の賜物なのだろうと思います。特に意識したわけでもないのに、日々の積み重ねでこういう能力を身に着けてしまうなんて、人間ってすごいと思います。意識していいなくても、勝手に潜在能力が引き出されているのでしょう。そう考えると、ましてや意識して伸ばそうと思っている能力はもっと大きく引き出されてもおかしくないのではないかと思います。仕事で必要なあらゆる能力は、洗濯をする以上の頻度で毎日毎日積み重ねているはず。服の数を言い当てられるようになるのも面白いですが、そんなことよりも仕事で必要な能力を少しでも伸ばしたいのです。あるいは、気付かないうちにかなり飛躍的に伸ばされているでしょうか…。そうあってほしいものです。

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パンの笛

幼少時に英国に滞在。数年の会社勤めを経て、出産後の仕事復帰を機に翻訳を本格的に学習。現在はフリーランスの在宅翻訳者。お酒好きで人好き、おしゃべり好きの一児の母。

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