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きわめて個人的な読書術

パンの笛

通訳・翻訳者リレーブログ

 一年間で百冊読書の目標は、その後それなりに続いています。これまでに読んだ本の数は28冊。今はもうすでに4月も半ばにさしかかろうとしているから、これではちょっと遅いかしら…。「お話当番」で名坂さんも目標に向かって頑張っておられると読み、私も再度奮起です! 今年に限って言えば、とにかく「数」を読むことが第一の目標なので、寸暇を惜しんで読書タイムをひねり出しています。そのおかげで、私固有のスケジュールに合わせた読書法が身についてしまいました。以前のように、通勤時間で片道約40分近く集中して読書できる環境はなかなかないので、どうしても細切れになってしまい、時々お風呂に一人でゆっくり入れるときや、夜仕事をしなくても良い日に眠りに付く前に少し長めに読書の時間が取れる以外は、一度あたりの読書時間は長くて10分。その結果、私はほぼ常に2冊、多いときは3冊の本を平行して読むようになってしまいました。1冊は自己啓発ものや子供の教育などを扱った実用書、2冊目は仕事で必要な知識の本など、細切れに読んでもあまり抵抗のないもの。そして3冊目は多少深く読まないとその世界に入り込めないような文芸作品。日中、あまり長い読書時間を確保できないときは、実用書や仕事の本を読み、長めに時間の取れるときには文芸作品を読むのです。以前はとにかく1冊ずつ読んでいたのですが、そうすると「今5分だけ本を読もう」と思って文芸作品などを読み出すと、時間になっても止まらなくなってしまったり、逆にもう一度その世界に入り込む前にやめないといけない時間になってしまって、本のイメージ全体が散漫になってしまったりして、なんだかちゃんと中身を読んだ気になれなかったりしたのでした。しかし、2〜3冊並行して読めば、確保できる時間に応じた種類の本を読んでいくことができるので、効率よく読書ができるのです。今はちょうど全ジャンルの3冊を読み終わって、次の本を選ぶ段階です。読みたい本は以前からかなり長いリストが作ってあったので候補には事欠きません。今日は仕事が一段落したら図書館に行って、本選びの予定です。今日はムフフのバレエの日だし、張り切って仕事に臨んで、すっきりしたところでバレエと本選びを堪能したいと思います!

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記事を書いた人

パンの笛

幼少時に英国に滞在。数年の会社勤めを経て、出産後の仕事復帰を機に翻訳を本格的に学習。現在はフリーランスの在宅翻訳者。お酒好きで人好き、おしゃべり好きの一児の母。

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