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ドイツ式BBQ!

フレッヒ

通訳・翻訳者リレーブログ

 前回BBQを楽しむと書いて〆ましたが、
そろそろBBQの季節と言う事で、ドイツでのBBQと
我が家(日本でするドイツ式)を今回はご紹介。
 
 ドイツビールと共に写っている
写真はよく仕事で訪れるドイツは
イーダーオーバーシュタイン(宝石の町として有名です)
の名物、シュピースブラーテン。スペアリブだったり
肉の種類は家庭によって、レストランによって様々
ですが、シンプルな味付けなのに本当に美味しいグリルです。
(ニンニク・玉ねぎスライスに、塩コショウで肉を一晩漬けて置くだけ、私も日本でこうしています)
この町ではどの家庭も庭先に、このグリル仕様の建て付けセット
があるのです。私の取引先は、なんと庭にも
そして雨が降った時様にリビングにも完備。暖炉がグリル機能
も兼ねているものなのです。

 しかし、これレストランで注文すると
1人前400グラム。美味しいけど、食べ切れません・・・。
しかし、イーダーを更に奥に入ったド田舎に
このステーキを名物に出す、ミシュランでも
1星を大分前から獲得しているホテル・レストランがあったり
するのです。宝飾展示会の季節にお客様とよく宿泊する
ホテルです。そこのホテルのオーナーはドイツ1の
鯉の繁殖家として知られ、ホテルの名前も KOI KARPFEN HOTEL。
そのまま鯉(ドイツ語でもう一度鯉)ホテル。

 今の時期私だったら、前菜に白アスパラを少し頼んで、
メインのステーキを誰かとシェアして、イーダーを流れる
ナーエ川産か、これまた近所のフランスは
アルザスの白ワインを合わせるのが
お勧めです。あ〜、美味しい白ワインが飲みたくなってきた〜。

 注・イーダーオーバーシュタイン
 Idar-Oberstein フランクフルトより北西に
 位置し、フランスアルザス地方にも近い。
 昔天然のメノウが取れたことで宝飾業が盛んになる。
 その歴史は紀元前までさかのぼり、イタリアよりもちろん古い
 メノウカメオ発祥の地。イタリアの観光地でよく売っている
 メノウカメオは全てドイツ産なのでお気をつけて。
 イタリアのシェル(貝)カメオのは
 ドイツの彫刻技術を学んで、メノウより柔らかく彫りやすい
 そして安価な貝で始めたのがイタリアカメオ。
 電車でフランクフルトから約2時間・ヨーロッパ最大の
 宝石博物館と宝飾専門学校が
 ある事でも有名。
 たくさんの宝石彫刻家、デザイナー、職人達が
 住んでいる町です。自然も多く、素晴らしいワイン生産地。

 

まだ今この時点で我が家のBBQが終っていないので、
次回に我が家のBBQ模様をお伝えします^^

 

(イーダー名物、修道院教会、またの名を洞窟教会。山肌に掘られて
 作られている教会です)

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記事を書いた人

フレッヒ

高校時代をドイツで過ごし、日本の大学を卒業後、再び渡独。ドイツでの日本企業勤務を経て10年前よりフリーランスドイツ語通訳者として活躍。車関係全般・ジュエリー・スポーツ関係・整形外科分野を得意とする。普段はワイン・焼酎をこよなく愛し、庭で取れたハーブやジャガイモで主人や友人達とBBQしながら休日を過ごすのが大好き。そして大の八重山諸島フリーク。

END