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夢の続き

仙人

通訳・翻訳者リレーブログ

しつこく夢! といっても、今回のは希望とかそういう意味ではなく、レム睡眠下の意識の動き、という「夢」の話。先日、私は何かの事件を捜査しているサスペンスに満ちた夢を見て、途中で目が覚めたので、犯人がわからず悶々としているのです。ずっと前に、自分が殺人犯の汚名を着せられて裁判に立つという夢を数ヶ月に一度ぐらいの割合で何年かにわたって、シリーズでみたことがあります。最初は殺人の第一発見者となり、罠にかかって捕らえられることになり、留置場でマーヴィン・ゲイのお父さんに会い、やがて裁判が始まる、という連続ドラマが次回に続くみたいな形で進展したことがあるので、この夢も続きをいつかみられないかと期待しています。
今回の夢で不思議なのは、私は日本人の捜査陣を前に”Gimme a break!”と言ってしまい、おいおい、日本人なのにそれはいかがなものか、と自分で思いながら目が覚めたことです。初めてのことで、ちょっとフロイト的分析が必要な状態かも。よく、「英語ができる」ということの判断基準で、英語で夢を見る、みたいな話をされることってありますよね。意識としては第一言語が日本語なので、進行は常に日本語のような気もしますが、英語が話される状況、たとえば登場人物が英語しか話さない人ばかりのときは、私も夢の中でも英語で話しているし、日本人には日本語で話している、今まではそうだったのです。ところが今回、いけないと知りつつ日本人に英語で話してしまい、しかも、実はこの言い回しは日常めったに口にしない、だけではなく心の中で思ったりもしないので、どういうことなのかよくわかりません。
初めて夢に英語の会話が登場したのは、初めてアメリカに行ったとき。アジア系の人がLとRの区別が難しいのと同様、アラブ系の人がBとPの区別がつきにくいことを知って、ちょっと驚いたのでしょう、アラブ人の友人が「イッツ、ピュティフル」と言うので、「peautifulじゃなくてbeautifulよ」と何度も繰り返すというものでした。ヨルダン国籍のパレスチナ人だった彼は、レバノンにご家族がいましたが、今頃どうしているのでしょう。

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記事を書いた人

仙人

大学在学中に通訳者としての活動を開始。卒業後は、外資系消費財メーカーのマーケティング分野でキャリアアップ。その後、外資系企業のトップまでキャリアを極めた後、現在は、フリーランス翻訳者として活躍中。趣味は、「筋肉を大きくすることと読書」

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