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Got Milk? – Part2

仙人

通訳・翻訳者リレーブログ

再度ミルク・キャンペーン。このままミルクが売れなくて、健康志向で日本でも、アメリカみたいにローファットミルクが主流になったら嫌だなあ。ミルクって国によって、かなり味が違うように思います。私は、日本の「生」感が強いミルクがすごくおいしいと感じますが、まあ慣れでしょうね。特に、今住んでいるところは、引っ越してきた当初は信号待ちにふと窓の外を見ると、牛と目が合うような、首都圏でも牧場が多い地区で、ときどき、本当の絞りたてミルクももらったりして、これが、うまーい! でも、すっごいミルク好きでないと、やはり絞りたてはどうも気持ち悪いみたいですね。イギリス人の知り合いに言わせると、日本のミルクは牛のおっぱいが頭に浮かんで、どうも飲めない、らしいです。超高温で激しく殺菌してある外国のミルクに慣れている人には、低音殺菌ミルクなんて、とんでもない「生」でしょうね。
ミルクの殺菌のpasteurizeは本来(すべての菌を殺さない)低音での殺菌のはずなのに、英語圏の国ではUltra High Temperature pasteurizationというのが当たり前で、あとsterilizeは病院とかでメスみたいなのが置いてある、日本で言う「滅菌」として使われつつ、「消毒」の場合にも用いられたり、どうも定義がよくわからないです。ばい菌を殺す、減らす、少なくする、活動させなくする関連の正確な定義をご存知の方、教えてください。英語圏でも国によって定義も異なるのでしょうか?
ところで、pasteurize ですが、この語源がパスツールであることを実はわりと最近まで知らずにいました。牧草地にいる牛からとれるからpastureなんだろうという、ああ思い込み、でミルクのパックにカタカナで「パスチャライズ」で書いてあったりするので、うんと若いときにパスチャライズはミルクの殺菌のこと、と知り、その後pastureという言葉を学んで、何となく関連して覚えてしまったためだと思われます。情けないです。気をつけないと、一日に夏場なら2リットルは飲んでしまうので、ミルクに関しては「専門」にしたいと努力中です。

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記事を書いた人

仙人

大学在学中に通訳者としての活動を開始。卒業後は、外資系消費財メーカーのマーケティング分野でキャリアアップ。その後、外資系企業のトップまでキャリアを極めた後、現在は、フリーランス翻訳者として活躍中。趣味は、「筋肉を大きくすることと読書」

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