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リトル沖縄@鶴見

背番号8

通訳・翻訳者リレーブログ

「やぎさし」と「ボリビアチーズ」が同じメニューに載っている店を想像できますか?おいしそうに沖縄そばやらゴーヤちゃんぷるー定食を食べているおじさん達が急にポルトガル語で話し出す光景を?

そう、ここは「リトル沖縄」@鶴見。お恥ずかしながら私は沖縄出身の翻訳者の友人に教えてもらうまでその存在すら知りませんでした。鶴見川を越えるとそこは異国…いや沖縄は異国じゃないって。沖縄物産店や沖縄料理屋が集まるエリアなのですが、南米に移民した沖縄出身者の沖縄&南米料理店が点在し、そういったところだと上記の様な「ソーキそば」と「ターコス」(←のばすところがなんだか本物っぽいぞ!)と「フェイジョアーダ」(”しかも土曜日は割引価格で1480円!”とポルトガル語で書いてある。そのハンパな値段は?)が混在するメニュー(もちろん手書き)となるんですね。沖縄の南国テイストプラス南米ラテンテイストいう最強の組み合わせでこれ以上とないゆる〜い雰囲気にやられて大喜びの私。

まずは物産センターでわさわさと食料を買い込む。「10個入りだとちょっと多いんですよねー」とサーターアンダギーの袋を前に困る夫婦客に対してあっさり「じゃ半分にしましょう」と袋をばりばり開ける店員に沖縄気質を感じつつ、妙に舞い上がっているせいかブルーシールのアイスを買っていきなり「ごちそうさまでしたー!」と口走る自分。いやまだ食べてないって。落ち着け。

1件目は定食屋..の様ですがとりあえずメニューに載ってるものは何でも組み合わせやら単品オーダーOKらしいというシステム不明の店へ。しかも「味噌汁定食」とかあって既に定食の定義がかなりあいまいになっている。「ラフティーそば(量多い)」+「白ご飯(量多い)」と炭水化物の饗宴状態になっているおじさんも。

2件目は居酒屋風のお店。最後に正体を明かしてお店のお兄ちゃんと沖縄弁(うちなー口と言うそうですね)で話し出す友人を見て目が点。おおなんだか違うキャラになっている..。でも「あー最初見た時からそうだと(沖縄出身だと)思ってましたー」とあっさり見破られていた様子。そもそも何で見分けているのだ?!私(東京出身)なんぞはハナから選別レーダーに引っかかっていないのがちょっとくやしいぞ。

食事もどれもおいしくて大満足。六本木ヒルズや丸ビルの次に来るのはリトル沖縄@鶴見ですよ!そして誰か「味噌汁定食」頼んでみて下さい(報告求む)。

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背番号8

イギリスに長期留学後、インハウス通訳者として数社に勤務。現在は、フリーランス通翻訳者として活躍中。若手通訳有望株の一人!

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