今週は通訳部よりお届けします。

さて、先の6月19日には県境を跨いだ移動が解禁されました。
私自身もこれを受けて、近く実家が新居に移ることから、荷物整理のため帰省することに。新卒として入社後すぐに外出自粛期間へと移行したこともあり、不安は拭えないながらも、ひさびさの帰省に心がおどります。

静岡県三島市に帰ってきました。

実家の玄関から見える、いつかの富士山。宝永山噴火のクレーターが手前にあるのがわかります(今回は梅雨なので見えず終い)

三島市は伊豆半島北部に位置しています。熱海や伊豆に隣接しながらも、その地味さから比較的に首都圏からの観光客の流入が少なく、またいざ降り立ったと思ったら大抵そのまま修善寺に流れて行ってしまうという、なんとも言えない立ち位置です。けれど、その分のんびりと過ごせるのが三島のいいところ。

三島市の名物は、鰻と富士山の湧き水。市内には至る所に清涼な小川が流れています。

なかでも駅に程近い「源兵衛川」には、地元の人が挙って訪れます。

一度は生活排水でドロドロだったけれど、保全活動により、今ではこんなに綺麗になりました。その甲斐あって、源兵衛川沿いには、ホタルやカワセミ、絶滅危惧種のミシマバイカモ(三島梅花藻)など、たくさんの貴重な動植物が生息しています。

川沿いの散策路を歩いて行くと、dilettante café(ディレッタント・カフェ)が見えます。たまにライブもやっているらしい。テラス席で川のせせらぎを聴きながら、地元の食材を使った食事を楽しめます。

修善寺に向かう伊豆箱根鉄道、通称「いずっぱこ」。三島駅はドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のロケ地にもなっています。

静岡にお越しの際は、ぜひ三島にも足を運んでみてくださいね！