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体験しちゃいました!プロ通訳者による個別指導!

ハイキャリア編集部

拝啓!通訳・翻訳者の皆様へ

「プロ通訳者による通訳技術の個別指導!?」
テンナインの新サービスを体験してきました。

こんにちは。
今回はいよいよリリース間近の「(仮)プロ通訳者による本番さながらの通訳指導サービス」のレポートをお届けします。

英語学習者の皆様に大変ご好評いただいております
「通訳トレーニングを用いた1か月プログラム=One Month Program」
こちらがさらにパワーアップした新サービスとなっております。

この新たなトレーニングは、英語力アップはもちろんのこと、実際に「通訳依頼」を受け取り、「5日間で本番までの準備」をし、「通訳へ挑む」という通訳者の1週間を本番さながらに体験するプログラムです。体験といいつつも、通訳をすることになりますので、英語力のみならず通訳力までもグンとアップします。

最終日には第一線で活躍するプロの通訳者から、なんと1対1のきめ細やかなフィードバックをオンラインで受けられるという、前代未聞の画期的なプログラムです。

通訳者が通訳依頼を受けてからどのような日々を過ごし、何に苦労し、本番へ挑むのかを、本番さながらに体験していただくことができます。

そんな新たなプログラムをテンナイン所属の通訳者の卵が、一足お先に体験してまいりました!

Day1 「通訳依頼が来た!」
通訳エージェントから通訳の依頼がきます。依頼書も本物そっくりの仕様でかなりドキドキします。ベストなパフォーマンスを出せるよう、手元の情報を使って準備スタート。

Day2 「資料が到着」

エージェントから資料が届きます。この時点で本番まで5日。
たった5日でどうやって準備すればいいのか!?と若干焦りましたが、通訳の世界では資料到着は1日前など当然とのこと。
「グローバルな会議の通訳」をキーワードに、「予測」をしながら事前の勉強を始めます。

Day3 「単語リスト作り、開始」

前回のグローバルな会議のアジェンダを資料としていただいているので、それをもとに、「どんな話題が扱われるのか」「”会議”はどんな単語で訳すと相応しいか」「単語リストはどのような構成が本番でもサッと確認できるか」など大まかなところから細かい部分にまで気を配りながら、用語を調べていきます。調べて安心、ではなく、使いこなせる状態にまでもっていかなければならないのがこのプログラムの特徴です。

Day4 「逐次通訳」

いよいよ4日目にきました。ここでネット上に出回る「グローバル会議関連の動画」を片っ端から視聴します。また、それをメモを取りながら通訳(逐次通訳)していきます。この段階ではまだ誰にも見られなくて済みますので、できない部分や聞き取りが難しい部分を繰り返しチェックし、うまく訳しきるようにしました。人によって話し方、スピード、アクセントも異なりますので、できる限りありとあらゆる「グローバル会議関連の動画」で、朝から夕方まで練習です。スマホに録音して自分の通訳を確認もします。「なんと恥ずかしい訳をしているんだろう(赤面)」や「ここはうまく訳せてるんじゃないかな。」など発見がたくさん!

途中で逃げたくなるほど「分からない!今のは訳せない!」と思っても、繰り返し練習することで慣れていきます。モナリザのように落ち着いた表情で「逃げずにうまく処理して訳すスキル」が身についた気がします。通訳者って、すごいです!

Day5 「ウィスパリング(ほぼ同時通訳)せよ。」

ビジネスミーティングや企業イベントに関する YouTube や TED を視聴しながら、ささやくような声で同時通訳します。事前に作成した単語リストもこのタイミングで更新していきます。よく使われれる言い回しも、逃さないようメモしていきます。
自分の同時通訳を聞きながら、自己評価もしていきます。
私の場合、同時通訳は全部訳すと間に合いません。聴きながら「どこをしっかり訳すのか」取捨選択をたくさんする必要があることに、自分の録音をチェックして気づきました。

Day6 「通訳本番」

いよいよ本番の通訳作業です。どんな内容が来ても焦らず対応したいところです。
送られてくる音声を聴き、逐次通訳をし、それを録音して提出します。
再生は1回のみということで、あまりにも本番に近い環境です。後戻りはできません。
最初の再生ボタンを押すのが、かなり緊張しました。

これまでたくさんの音声を聴いて練習してきましたので、分からなくなるようなことはありませんでしたが、聴きながら→即座にメモ→すぐに訳し始める、というのは、ものすごい集中力と体力が必要でした。どうしよう、どんな訳にするとベストだろう?とメモ中に悩む瞬間もありましたが、声色を変えないように必死でした。
通訳作業を含めて合計30分強の会議… 終わった後はヘロヘロになりました。これを2時間やる実際の通訳者はすごすぎます。果たして明日の個人指導でプロの通訳者からどんなフィードバックがいただけるのか。ドキドキです。

Day7 「通訳個人レッスンとレビュー」

Synergy Global 4U という仮想オフィスにて、プロの通訳者である講師から1対1で通訳指導を受けます。まず、1週間取り組んでの感想をお伝えし、その後作成した単語リストと昨日提出した通訳内容へのフィードバックをいただきました。そして、すぐさま演習開始です。今度は講師が日本文・英文をその場で読み上げて、私がすぐさま逐次通訳をします。目の前に聴いている人がいるという緊張感は昨日感じたものとは大きく異なります。

うまく聞き取れず、ぼやかし気味に訳した箇所・自信なさげな訳も、講師はさすがプロ通訳者ですので、すべてお見通しでした。通訳理論ではなく、その文ごとにフォーカスした具体的な解説でとても腑に落ちます。私の場合「~というのはどうかと思うんですけど。」という日本語を英語に訳すとき、英語自体は正しかったのですが、その英訳を聞いた相手が「どう感じるか」まで瞬時に判断することができていませんでした。通訳者はコミュニケーションのサポートをする役割もありますから、適語の選択も慎重に、かつ瞬時にできなければならないのだと感じました。

個別指導の強みに、先生がモデルとなって見せてくださるところがあります!
「分からないとき」は先生がその場で具体例(訳例)を自らの英語で示して下さり、かなり納得できます。

他の生徒もいませんので、劣等感を感じたり、余計なことに気を遣わず、思う存分実力を発揮できますよ!

以上、長々とお伝えしてまいりました「プロ通訳者から通訳技術の個別指導サービス」ですが、今後の通訳現場でいかせること間違いなしです!

通訳学校とは比にならないほどの「手の届く価格」だそうですので、
英語力アップを目指す方も、通訳志望の方も、すでに通訳者の皆様も必見の新サービスです!

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記事を書いた人

ハイキャリア編集部

テンナイン・コミュニケーション編集部です。
通訳、翻訳、英語教育に関する記事を幅広く発信していきます。

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